薩摩会議 DAY1 心に響いた言葉
昨日から、日本で最大の地方カンファレンス「薩摩会議」が始まりました。
薩摩会議とは
SHONAIグループからは、代表の山中とXLOCALの共同代表の坂本がDAY2のセッションで登壇する予定で、私もSHONAIグループ代表として参加させていただいています。
3日間にわたるこのカンファレンスのDAY1では、霊長類学者で総合地球環境学研究所所長の山極壽一さん、薩摩会議主催のSELFの共同代表理事のふるかわりささん、そしてLINEヤフー株式会社のシニアストラテジストの安宅和人さんが、講演や対談を通じて3日間かけて向き合う問いを提示してくださいました。
10時から始まり19時頃まで続いたセッションは濃密で、大きな問いに直面して脳が喜びつつも、一時フリーズするほどの情報過多と消化不良に陥る時間でした。頭の中で熟成させながら、3日間かけて現場を見て回り、さらに他の参加者との対話を通じて、具体的なアクションを探っていきたいと思います。
文章でまとめられるような状態ではないので、自分のノートのメモの中から、印象に残った言葉をすべて紹介します。参加できなかった方々にも、何か心に響く言葉が見つかることを願っています。
🌟 価値観と生き方
「精神をつくれ」
・道具をつくり、誰かに預けてつかってもらうと
思いやりの気持ちが入っている。
今の消費社会はそうではない。
人に分かち合って、大切に思うことが大事。
・幸せを感じるには、根っこがほしい。
自分が自分である理由がほしい。
全部ツクルとか全部買うとかではなく、
どう自分が使い分けながら、
本当の豊かさをどう担保していくか。
・苦労したものほど、人に分けたい。
人との距離も縮まる。
何かを自分で作っていく(というのが大事)
・我々は作るというプロセスを失っている。
作ることにはメッセージがある。
人生の意味を探して
・人類をどうしていくか。
私自身がどう人生を終えるまで、どう生きたいか。
・幸せを感じるには、根っこがほしい。
自分が自分である理由がほしい。
・全部ツクルとか全部買うとかではなく、
どう自分が使い分けながら、本当の豊かさをどう担保していくか。
・大事なことは、私たちが幸せに暮らす生きる価値観を他人に委ねないこと
・文明ではなく、進化。
進化で到達した脳の限界、
身体交流の限界を知ったうえで、
文明のありかを考えないといけない。
👥 社交と文化
社交の本質
・社交とは?めんどくさいことに、足を踏み入れること。
・本当は、お金をもらいたいような作業、
めんどくさい作業に関わっていくか。
めんどくさいことをやってくれる人は喜ばれる。
文化のリズム
・社交とはリズム。リズムは文化をつくる。
音楽的なリズムによって楽しくなる。
・遊びは、文化と同じく立ち上がるもの。
だから、みんなが共有できる。
📚 教育
・非認知能力をいかに小中学校で学ばせるか。
知識を詰め込むものではなく、答えのないもの自分なりに見つける。
周りとうまくあわせる能力。
🤝 コミュニティと繋がり
・コミュニティをもう一度繋ぎ直す。
・信用でもってつながる時代にしないといけない。
・Think localy, act glocaly.
・みんなで食べてお互いの関係をつむぐ。
🏛️ 伝統と歴史
・文字に残らない情報を、身体感覚として残していく。
・人類は700万年の歴史のほとんどを、土地に拘らず移動し続けて来た。
遅れていると思って来た狩猟採集に学び取り戻さないといけない。
・文明ではなく、進化。
進化で到達した脳の限界、身体交流の限界を知ったうえで、
文明のありかを考えないといけない。
🎨 創造と生産
・我々は作るというプロセスを失っている。
作ることにはメッセージがある。
🌍 環境と持続可能性
・目先で、蜂が死んでいく。水がなくなる。
・一見、取るに足らないようなもの。小さなものを残さないといけない。
・ここから買うと決めたら買い叩かない。
魚は、近海のものを使うと決めている。
確実に買うことがわかると、雇用や経営改善に繋がる。
・地球のためにできること。
食は、毎日3食として毎年1000回の意思決定をしている。
🏙️ 地域開発と都市計画
・ふるさとが戦後、大きく壊れてしまった。それが過疎で消滅してしまった。
・高速鉄道が繋がったところだけが都市化した。
列島改造で地方の分散が壊れてしまった。
・疎空間が都市と同じことをやりすぎている。
できるだけロースペックに。
・(災害が増えている中で)小さい規模で、
水や電気など、地域の自立性を高めていかないといけない。
・ノマドの人が集まるようにならないとダメ。
・美しさは大事。
・固い土木の廃止。
つくることを断ち切り、土木をほぐしていく。
そうすると、人手で、地元の人がメンテできるようになる。
💡 技術と進歩
・巨人の肩に乗ろう。
うまくいってきたものを理解した上で、テクノロジーを入れていく。
🔄 意思決定と行動
・いつか白馬の王子様が連れて行ってくれるとか、
いつか誰かが都合よくやってくれるだろうをやめる。
自分たちで変えていくしかない。
・オヤジエコノミー、意思決定をやめて、
子ども、学生など、今まで意思決定に入らなかった人を入れていく。
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