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薩摩会議 DAY1 心に響いた言葉

昨日から、日本で最大の地方カンファレンス「薩摩会議」が始まりました。

薩摩会議とは

薩摩会議メインビジュアル(WEBより引用)

混沌
新たな創造の瞬間へ
150年後の世界に、私たちは何を遺すのか

薩摩会議は、この問いに鹿児島を取り巻くエコシステム全体で、
真正面から向き合い、そのエコシステムが新しい可能性を共に感じ取り、
共に着想を得、共に未来を創造することを可能にするための
対話型カンファレンスです。

薩摩会議パンフレット序文より引用

SHONAIグループからは、代表の山中とXLOCALの共同代表の坂本がDAY2のセッションで登壇する予定で、私もSHONAIグループ代表として参加させていただいています。

3日間にわたるこのカンファレンスのDAY1では、霊長類学者で総合地球環境学研究所所長の山極壽一さん、薩摩会議主催のSELFの共同代表理事のふるかわりささん、そしてLINEヤフー株式会社のシニアストラテジストの安宅和人さんが、講演や対談を通じて3日間かけて向き合う問いを提示してくださいました。

10時から始まり19時頃まで続いたセッションは濃密で、大きな問いに直面して脳が喜びつつも、一時フリーズするほどの情報過多と消化不良に陥る時間でした。頭の中で熟成させながら、3日間かけて現場を見て回り、さらに他の参加者との対話を通じて、具体的なアクションを探っていきたいと思います。

文章でまとめられるような状態ではないので、自分のノートのメモの中から、印象に残った言葉をすべて紹介します。参加できなかった方々にも、何か心に響く言葉が見つかることを願っています。

🌟 価値観と生き方

「精神をつくれ」

・道具をつくり、誰かに預けてつかってもらうと
 思いやりの気持ちが入っている。
 今の消費社会はそうではない。
 人に分かち合って、大切に思うことが大事。

・幸せを感じるには、根っこがほしい。
 自分が自分である理由がほしい。
 全部ツクルとか全部買うとかではなく、
 どう自分が使い分けながら、
 本当の豊かさをどう担保していくか。

・苦労したものほど、人に分けたい。
 人との距離も縮まる。
 何かを自分で作っていく(というのが大事)

・我々は作るというプロセスを失っている。
 作ることにはメッセージがある。

人生の意味を探して

・人類をどうしていくか。
 私自身がどう人生を終えるまで、どう生きたいか。

・幸せを感じるには、根っこがほしい。
 自分が自分である理由がほしい。

・全部ツクルとか全部買うとかではなく、
 どう自分が使い分けながら、本当の豊かさをどう担保していくか。

・大事なことは、私たちが幸せに暮らす生きる価値観を他人に委ねないこと

・文明ではなく、進化。
 進化で到達した脳の限界、
 身体交流の限界を知ったうえで、
 文明のありかを考えないといけない。


👥 社交と文化

社交の本質

・社交とは?めんどくさいことに、足を踏み入れること。

・本当は、お金をもらいたいような作業、
 めんどくさい作業に関わっていくか。
 めんどくさいことをやってくれる人は喜ばれる。

文化のリズム

・社交とはリズム。リズムは文化をつくる。
 音楽的なリズムによって楽しくなる。

・遊びは、文化と同じく立ち上がるもの。
 だから、みんなが共有できる。


📚 教育

・非認知能力をいかに小中学校で学ばせるか。
 知識を詰め込むものではなく、答えのないもの自分なりに見つける。
 周りとうまくあわせる能力。


🤝 コミュニティと繋がり

・コミュニティをもう一度繋ぎ直す。

・信用でもってつながる時代にしないといけない。

・Think localy, act glocaly.

・みんなで食べてお互いの関係をつむぐ。


🏛️ 伝統と歴史

・文字に残らない情報を、身体感覚として残していく。

・人類は700万年の歴史のほとんどを、土地に拘らず移動し続けて来た。
 遅れていると思って来た狩猟採集に学び取り戻さないといけない。

・文明ではなく、進化。
 進化で到達した脳の限界、身体交流の限界を知ったうえで、
 文明のありかを考えないといけない。


🎨 創造と生産

・我々は作るというプロセスを失っている。
 作ることにはメッセージがある。


🌍 環境と持続可能性

・目先で、蜂が死んでいく。水がなくなる。

・一見、取るに足らないようなもの。小さなものを残さないといけない。

・ここから買うと決めたら買い叩かない。
 魚は、近海のものを使うと決めている。
 確実に買うことがわかると、雇用や経営改善に繋がる。

・地球のためにできること。
 食は、毎日3食として毎年1000回の意思決定をしている。


🏙️ 地域開発と都市計画

・ふるさとが戦後、大きく壊れてしまった。それが過疎で消滅してしまった。

・高速鉄道が繋がったところだけが都市化した。
 列島改造で地方の分散が壊れてしまった。

・疎空間が都市と同じことをやりすぎている。
 できるだけロースペックに。

・(災害が増えている中で)小さい規模で、
 水や電気など、地域の自立性を高めていかないといけない。

・ノマドの人が集まるようにならないとダメ。

・美しさは大事。

・固い土木の廃止。
 つくることを断ち切り、土木をほぐしていく。
 そうすると、人手で、地元の人がメンテできるようになる。


💡 技術と進歩

・巨人の肩に乗ろう。
 うまくいってきたものを理解した上で、テクノロジーを入れていく。


🔄 意思決定と行動

・いつか白馬の王子様が連れて行ってくれるとか、
 いつか誰かが都合よくやってくれるだろうをやめる。
 自分たちで変えていくしかない。

・オヤジエコノミー、意思決定をやめて、
 子ども、学生など、今まで意思決定に入らなかった人を入れていく。

#薩摩会議

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