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スタンフォードMBA留学記(2024年卒業) ⑩英語の学習方法(小学生~大学院受験まで)
ここでまたいったん小休憩ということで、英語の勉強を始めた小学校5年生からスタンフォード大学院に入学するまでの英語学習方法と各種スコアをご紹介します。
どちらかというとまだ時間のある若い皆さん(やその親御さん)に、非帰国子女としてスタンフォードに入るまでの道のりを参考にしていただければと思って書きますので、今すぐ海外MBAを受験する方向けには、別途受験の際の英語の勉強方法をシェアすることにしたいと思います。また、これはあくまで一例ですので、正しい勉強法だということではないです。
これまでに、スタンフォードに進学するまでの留学経験や、スタンフォードで英語に苦労した話も公開してありますので、ご参照ください。
1. 小学校5年生~中学生
小5から都内のマンツーマン英会話に通わせてもらいました。当時、学校教育では、中学校から英語の授業が始まっていたので先取りの扱いでした。子ども向けのグループ英会話なども体験しましたが、自らの希望で大人と同じカリキュラムのマンツーマン英会話をさせてもらいました。
英語力ゼロからのスタートだったので、ネイティブ講師を目の前に、何分も沈黙してしまうことは日常茶飯事でした。小学生ながら、楽しみというよりは緊張しながら通っていたことを覚えています。いきなりネイティブに習えたのは、発音はもちろん、日本語を介さずに英語は英語として学べたことがとても効果的でした。
また、中学生のときは、イギリスとスイスに短期(2~3週間)の英語留学をさせてもらいました。個人的には、イギリスのほうが英語を学びにきている人たちが多く、スイスはお金持ちのバケーションのようで学習意欲が低めだと感じました。
各試験のスコアは、中学生の時点で英検2級(高校受験対策で受けましたが、その後は海外で使えないと聞いて受けるのをやめました)、TOEIC745点でした。
余談ですが、中学生でスペイン語の勉強を始めて、英語よりも楽しかったので、英語が好きでなくても外国語自体を嫌いにならなくていいと思います!
2.高校生
高校生のときは、英会話はしていませんでした。英語に飽きてしまい、他の言語に興味の赴くままに、フランス語会話などを楽しく習っていました。
短期留学は、イギリスとアメリカ(スタンフォード)に行かせてもらいました。中学生のときは「英語を学ぶ」留学でしたが、高校生では「英語で学ぶ」留学に進化しました。
イギリスでは、ディベートの練習をしました。オックスフォード大学やケンブリッジ大学のディベートサークルの学生さんたちが、夏の間のバイトとして教えてくれて勉強になりました。
スタンフォードでは、大学が主催してる高校生向けサマープログラムで、国際関係を勉強しました。といっても、初回のリーディング課題がホッブズのリヴァイアサンで、古い英語が全く分からず途方に暮れました。リスニングも、最初の1週間は全く聞き取れない、BGMにしか聞こえないところから始まりました。先生も子どもの頃にアメリカに移民してきた人だったので、私の苦労に理解を示してくれて、書く課題は私一人だけ易しいものを出してくれたりしました(優しい・・・)。毎日必死で食らいついた結果、帰るころにはなんとか自分の意見を言えるようになりました。
高校2年生の時点でのスコアは、TOEFL90点でした。
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3.大学生
批判されがちな受験英語ですが、難しい単語を含めてボキャブラリーが増えたので、英語力の底上げができました。
引き続き、英会話はやっていませんでした。大学で語学の授業が取り放題だったので、中国語や韓国語を楽しく勉強していました笑
英語を使ったのは、サークルが主でした。国際交流や英語ディベートのサークルに入り、意識的に英語を使う機会を増やしていました。高校までは英語学習のために親に金銭面での負担をかけていましたが、大学では節約できました。
交換留学は、フランスに行きました。フランス語の点数が足りなかったので、専門の授業は英語で受けていましたが、先生たちも英語ネイティブではないので、ゆるめの英語でした。それでも各国から来た学生の前で英語で発言やプレゼンをする機会が多かったのは練習になりました。
TOEFLスコアは、大学2年生で102点、卒業時点で107点でした。
4.社会人
アメリカのトップスクールに行くには、TOEFL110点が必要と言われています。ここまで順調に伸びてきて、社会人1年目では109点と、110点まであと一歩のところまで来ていました。
上のグラフをご覧になって、会社2年目で何があったの?と思われた方、ありがとうございます笑 地方転勤をしていたら、その土地の言葉は身に着いたのですが、TOEFLは10点(!)も下がりました。北国の寒い社宅でスコアを開封したときは、ポロポロと涙がこぼれてきました。100点を切るなんて高校生以来でした・・・
なぜそんなに点数が下がってしまったのか、英語に全く触れずに地域に溶け込むことを最優先にしていたからというのが仮説ですが、もう一つ、転勤先ではTOEFLの受験会場がなかったので、東京まではるばる飛行機に乗って受験をしに行った負担もありました。それまでは東京の家から東京の試験会場に受けに行っていましたので、大きな違いでした。この経験から、ハンデを抱えながら受験する地方の学生さんたちには共感と応援しかないです・・・!
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これではまずいということで、東京に戻ってきて、マンツーマン英会話(対面・オンライン両方)を10年ぶりくらいに再会しました。会社の補助があるサービスを利用して、金銭面での負担を軽減しました。だいぶリハビリにはなったのですが、TOEFLの点数は、いったん105点あたりで止まっていました。
MBAを受験することになり、どうしてもTOEFL110点はほしいということで、オフィシャルガイドや過去問を使ってTOEFL対策をして113点までいきました。これまで試験対策しないで受けていたの?!という突っ込みは甘んじてお受けします笑 このあたりの詳しいことは、別途書きたいと思います。10点下がるようなハプニングがあっても無事に取り返せたことが、これからTOEFL受験をする方への励みになれば嬉しいです。
以上、日本に住みながら将来的に海外への進学を目指す方への参考となれば幸いです。