サイクルモード大阪2024
春一番も吹き、うららかな中でと思っていたら、3月初旬にもかかわらず一桁気温の大阪は万博記念公園で「CYCLE MODE RIDE 大阪」が開催され、近隣の地域と連携して参加して来ました。
「サイクルモードライド大阪2024」とは
西日本最大の野外型スポーツサイクルフェスティバル。
大阪のランドマークでもある太陽の塔を臨む絶好のロケーションで、スポーツサイクルの性能を存分に楽しめる全長2キロ超のロング試乗コースや、最新の自転車関連グッズが並ぶNEWアイテムエリアに加え、スポーツサイクルの次の「遊び方」を提案する様々な企画を開催。
さらに、人気アウトドアブランド製品や体験型コンテンツが充実の「アウトドアフェス」と、サイクリスト御用達のお店やグルメイベントで人気のキッチンカーが集結する「サイクル∞キッチン」を同時開催。
サイクリストのみならず、アクティブユーザーをターゲットとした体験型イベントとして開催することで、より多くの方にステキなバイシクルライフを送っていただくきっかけとなるイベントの実現を目指すことを目的としたイベントです。
ジテンシャ×旅
「サイクルモード」は、趣旨の”スポーツサイクルの性能を楽しめるロング試乗コースや、最新の自転車関連グッズが並ぶNEWアイテム”にあるように、車体、パーツ、アパレル等がメインイベント。
その中で、「遊び方」の一部として
”旅のスタイルは人それぞれ。せっかくサイクルモードへ来たなら、自転車での旅シーンを想像してみませんか?
その土地でしか見られない絶景やおいしい地元グルメなど、普段とは違った楽しみが味わえるはず!”
を提案するエリアが「ジテンシャ×旅」エリア。
西日本地区だけでなく、北は北海道から南は鹿児島までの地域や団体のブースが並ぶエリア。
その「ビワイチ」「クマイチ」「富山県」「北海道」等々の有名どころがつらなるエリアに、「信越自然郷」「長野県北アルプス地域」「新潟県久比岐自転車道魅力アップ実行委員会」と三団体がブースは個別ではあるが連携して参加。
三団体連携
三団体が各ブースで対象地域の紹介や、独特の体験を提供して、三団体すべて廻ると抽選券がもらえて、抽選で豪華賞品?(見ていないのでわかりませんが、、)が当たる。
「信越自然郷」
長野県と新潟県の9市町村からなり、単純な連携ではなく、共通した文化と風土を持つ、一つの文化圏「自然共生圏」と捉え、県、市町村の壁を取り払った団体。
今回は北陸新幹線飯山駅が玄関口の「北信エリア」と「長野・新潟県境エリア」で1ブースに2エリアとして参加。
このブースの体験は
「ちゃりコーヒー」こと自転車でコーヒー豆を挽く体験
簡単なようで結構大変らしいです。
挽いたコーヒー豆がその場でドリップして飲めてました。
「長野県北アルプス地域」
長野県の北西部、北アルプスのふもとに位置した地域で、北から小谷村、白馬村、大町市、松川村、池田町から成る地域。
北アルプス地域振興局が中心となって、雄大な北アルプスをバックに、眺めながら自然や文化を楽しむライドを提案。
このブースの体験は
「木の名前当て」、複数の木(サクラとかいろいろ)の板を診て触ってあてるクイズ。
正解すると、木に焼き印したコースターがもらえる。
(長野県北アルプス地域関係者の皆さん、ゴメンナサイ。体験の画像撮ってなかったです。)
「新潟県久比岐自転車道魅力アップ実行委員会」
上越地域の上越市虫生岩戸と糸魚川市中宿を結ぶ、全長約32㎞(糸魚川駅~直江津駅まで約50km弱)のサイクリングロードの魅力向上と情報発信を実行する団体
旧北陸本線を整備した自転車道で、海沿いを走るルートからは日本海の美しい風景を楽しむことができ、旧線らしい多数のレンガトンネルでレトロな雰囲気を満喫することができる。
この自転車道の魅力に一つとして、トキ鉄こと「越後トキめき鉄道」さんが実施するサイクルトレインもどの一つだ。
このブースの体験は
「ヒスイ探し」、糸魚川の海岸で採取した石の中からヒスイを30秒以内に3個みつける体験。
意外と見た目では分かりづらいヒスイだけど、物目づらしさ?からか老若男女が参加されていました。
30秒以内に3個探し当てた方には、小さいヒスイをプレゼント。
山岳地帯?
信越自然郷や北アルプス地域を紹介すると、”山の中でしょ?”、”ヒルクライムやダウンヒルはちょっと”という意見がほとんどだった。
雄大な景色を見ながらの比較的フラットなコースですよって各ブースに紹介したのだけど、自分で経験しないとな。。
Encounter of the girls.
”風野りん”と”久比岐凛”の出会い。
大人っぽい”久比岐凛”の方が良かったのかな。
参加して感じたこと
多様性
「サイクルモード」は”スポーツバイク関連”エリアが主で、”ジテンシャ×旅”エリアはそれに比べると1/4程度。メーカーや販売店、アパレル関連の参加が多い中で、別途”ジテンシャ×旅”メインのイベントとがあってもよいのではないかという話しもチラホラ。
確かにスポーツライド=サイクルツーリズムではない。自転車の楽しみ方は多様になってきている。しかし、スポーツライドもサイクルツーリズムの一つではあるのは確かだ。
昨年の参加者は、いかにもスポーツライドしていますって格好が多かったが、今年はエンジョイライドや普段着の方も多かった印象だ。
アンケートを実施しても、昨年は”ロード”、”MTB”、”ミニベロ”が多かったが、今年は”グラベル”、”ランドナー”、”ポタリング(ママチャリ?レンタサイクル?)”も多く選択されていた。聞くと実際にやってはいないが興味があるとのこと。
年代や性別も、昨年とは様相が違っていた。50代はさすがにスポーツライドの方が多かったが、60代、70代の方たちは”ロード”をリタイヤして”グラベル”、”ミニベロ”へという方たちも。40代以下になると、自転車の種類の多様性もさることながら、体験したい内容も多くなる。明らかなのは、”グルメ(スイーツ)ツアー”を選択してくる方たちが出てくる。これは50代以上には見られなかった。
自転車の車体自体も多様化している。ママチャリやクロスバイクが主流ながら、e-Bikeも多くなった。一部のレンタルサイクルでは、ロードやタンデム、カーゴ、ミニベロ等の多種多様な貸し出しを行っているところもある。
いろいろな利用の仕方があれば、それに合った車体も出てくるのだろう。
実際にいくつか展示されていた。
情報発信
SNS(Instagram、X、Facebook)、雑誌、口コミ、ショップの提案等、情報収集の仕方も昔と違いデジタルも含まれる。
今年目立ったのは、動画での情報収集だ。”YouTube”や”ニコニコ動画”をあえて記載する方が多かった。Influencerの方の動画を見たから、道路状況や環境が確認できるから等、意見は様々だが昨年にはなかったように思える。
実際、ブースに。Influencerの方が出展されて賑わっていた。
情報発信も多様になってきたというより、その先のツールを意識して先取りしないといけないのかも。
宇宙のように
ビックバン、拡散・拡大、多様性
自転車の世界だけではないと思うが、宇宙のようにビックバンが起こり、一部の方たちのレジャーやスポーツではなくなってきて、その利用の仕方も個々に様々になるんだろうか。
ビッククランチ、収束と安定?定着?消滅か⁉、それは?
拡散・膨張すればいつかはどこかに収束するのだろうか?スポーツライドが安定した定着だったのかもしれないが、次はどこだろう。
おっ疲れさまでした!!
皆さん、雪がちらほら舞う寒空の中、立ち仕事でお疲れです。
この連携だけではなく、他地域のブースとの連携や出会いの場があってよかったですね。その場で直談判?が始まって”ここでっ?”てのもありましたが、忙しい皆さんが、F2Fで会話することは難しいので、直接顔を見て話す機会は貴重なのかも。
この連携が、広く深く、そして一つの連携圏として”成る”ことを願って。