![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/160837019/rectangle_large_type_2_a3d8fc8e290c3f29a6a16f8553bbed0c.png?width=1200)
作業人間
はじめに
みなさん、こんにちは。
読書の秋ということで、「好きを言語化する技術」(ディスカヴァー携書)という本を読んでいます。
その中で「自分の言葉を作る」という言葉があり、それがとても印象に残りました。
言葉に限らず私は、
「本当に自分にしかできないことをしているのか?」
そんなことを自問自答しました。
仕事でも時間に追われ、ついつい作業的に前例主義に陥ってしまったり、インターネットの情報を何の工夫もせずにそのまま真似したりしてしまうことがあります。
AIで多くのことが効率化される中で、それでは機械と同じではないか、そんなふうに思いました。
つい業務に忙殺され、思考停止で仕事をこなすだけの「作業人間」なっていました。
それが本当に自分の理想の在り方なのか?
それで成長できるのか?
目の前の子供達の為になっているのか?
自分の中で、再度、目指すものを確認し、それを実現するために今回の記事を書きました。
ぜひ、お読みください。
トップダウンの社会
先述の私と同じような葛藤を感じた人は、多いのではないでしょうか?
特に学校で働いていると、前例主義が多く、昨年度の課題を改善しようとする話し合いは少ないです。
これは、日本の社会の構造や教育が大きく影響しています。
1970年台から1990年台前半ごろまでは、トップダウンの社会でした。
上の立場の人から言われたことを信じ、ある意味思考停止の状態で従っていました。
自分のやりたいことというよりも、会社や社会のために「やらなければならない」という意識が強くありました。
工場で良い製品を大量生産するためには、その方法が合理的でした。
マニュアル通りに決まった工程で行うことで、高品質の商品が大量に作れたからです。
その為、教育でも集団の一員として行動することや正しい答えを導き出すことが重視されました。
一斉授業の中で知識を伝達し、テストではそれが正しく覚えられているかを評価しました。
その為、仕事でも勉強でも量をこなすことが必勝法となり、長い時間をかけて量をこなすことが求められていました。
そのような教育を受けた人たちが働く世代のほとんどです。自ずとトップダウンの風潮は強くなり、作業的になってしまうことが多いのも頷けます。
では、現代はどうでしょうか?
AIの発展
現代では、数十年前は人が行っていた作業をほとんど機械で行うようになりました。
インターネット革命により、テクノロジーが飛躍的に発展しました。
さらに近年では、AIの発展により、多くの作業がAIに置き換えられています。
一説によると20年後には49%の仕事がAIにより代替されるとされています。
今の時代、取説やマニュアル通りにやることは、AIに敵いません。AIの方が人よりも正確に、そして長時間の作業をすることができます。
また、これまでのように正解を導き出すことも人はAIに敵いません。AIは、膨大な情報量をもとに瞬時に最適解を導き出してくれます。
では、そのような時代に、前例主義で今まで通り、誰でもできるようなことをやっていてよいのでしょうか?
自分で創り出す社会
AIを中心とするテクノロジーが進化した時代に、私たちに求められていることは、創り出すことです。
自分にしかできないことを、思いを込めてすることです。
あの人の役に立ちたい、楽しませたい、喜ばせたい等の思いを込めることです。そして表現することです。
そこには、貴方にしかない価値が詰まっています。
相手への想い。それを実現するための思考。言葉。
それが新たな価値を創り出し、周囲の人の役に立ち、社会の発展にも繋がります。
今は、テクノロジーの進化により自分の思いを実現しやすくなりました。
地球の反対側にいる人と、インターネットを介してすぐにつながることができます。
それは、即ち届けられると言うことです。
この時代に、誰でもできることを作業のようにこなしているだけでは、もったいないです。
「お金が・・・」「時間が・・・」「家族が・・・」とできない理由を探すのは簡単です。
しかし、それでは自分だけの新しい価値を生み出すことはできません。
「あなたにしかできないことは何ですか?」
「あなたにしか創り出せないものは何ですか?」
最初の一歩を踏み出すことは、怖いかもしれません。
でも、その一歩を踏み出せれば、見える世界が大きく変わるはずです。
ぜひ、一緒に新たな価値を創り出していきましょう!!