06　巴里のアメリカ人

はじめに

巴里のアメリカ人は、劇団四季の演目で、名前だけ知ってるミュージカルだった（結局劇団四季ではみなかった）。映画の出演者をみると、雨に唄えばの主人公や、バンドワゴンに出演してる方が出ていて、それならみてみたいぞと思ったの。

あらすじ

パリに住むアメリカ人の青年ジェリーは、貧乏な絵かき志望。ある日お金持ちの女性ミロに絵（というよりジェリー自身？）を気に入られ、パトロンになってもらうことに。でも、ジェリーはたまたま出会ったリズに一目惚れ。猛アタック（それはもうすごい）の末、いい関係になるが、実はリズには恋人アンリがいて、結婚して一緒にアメリカに行くことになってしまった。
っていう話だけど、もはやストーリーはわきに置いといていいよ！！音楽と踊りがメインだよ！！ちなみにラスト20分は延々と踊ってて、いやもうほんとまじで踊ってるだけだよ！！（最高）

感想

踊りとピアノがすごいのよ……！！どこでもタップダンスしちゃう。ピアノの上でタップダンスしちゃうのすごいし、その間かき鳴らしてるピアノもすごくかっこいい。おばあちゃんと踊るのもみていてにこにこしちゃう。
私もいきなり歌って踊れる世界線に住みたい……。

正直、ジェリーがリズをすきになるシーン、惚れっぽい私にしてはめずらしくまったくときめかなくて、めちゃくちゃ怖いなと思ってしまった。昔のくどき方ってこんな感じなの……？現代だと不審者扱いというか、職場にまで電話かけてきて押し入ってくるの恐怖でしかないのだが……！！！やべえやつだ……！！

リズのお洋服がかわいいんだよな～！燕尾服みたいなブラウスとベストと蝶ネクタイと、白のフレアスカートとか、緑のカーデガンに襟が黒地の白ドットで、白い手袋つけてたりとか。お洋服かわいいだけでにこにこしちゃう。ミュージカル映画がすきなのも、それが理由のひとつかもしれないね。絵にかきたいもの。みた映画で、かわいかった服を1枚のページにかいてみたいな。相当かわいくなるぞ。

ジェリーとアンリに挟まれて、すごい動揺してるピアノ弾きのアダムが不憫すぎるしおもしろすぎる。いやそういう反応するよな……。
アダムは、ジェリーに対してすきな女にはにいけいけゴーゴーだ！と焚きつけたあとに、名前を聞いてアンリの恋人じゃねえか！やべえぞっていううちにアンリが来ちゃって、なにも知らないアンリの「僕結婚するんだ！」を聞いてなにも知らないジェリーの「おめでとう実は僕もすきなひとがいてさ！」という流れからそのままジェリーとアンリのデュエット。動揺を隠せず飲み物を飲みまくるアダム、ひとのコーヒーまで飲むし、うっかりタバコ加えたままコーヒー飲むアダム。本人は地獄の様だろうよ……笑っちゃうけど……！！

次はなにをみようかなあ。

それではまた、文字の海の中で。