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自己流オリキャラの作り方
『数だけはできる! キャラクターの作り方』と銘打って一年前に投稿したものの、急に恥ずかしくなり下書きに戻した記事を移動させてみた。
今まで感覚でキャラを大量に作ってきたが、改めてこの感覚を文章に起こしてみたい。
とにかくキャラを作りたい、増やしたいという方の参考になれば幸い。
キャラを作る4つのきっかけ・パターン
こんなキャラクターを作りたい
キャラクター作成における大きなきっかけのひとつ。
設定はいいからキャラクターを描きたいというとき、例えば「量産型女子大生を描きたい」と突発的な描きたい欲には純粋に従ってみたり。
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作画と等身をバラバラにして量産型とした『少女R』。どれが本物の彼女かはわからない。
「特定の属性を持つ精霊キャラを描きたい」という詳細な欲求が産まれたら、とにかくブレインストーミングをしてから見た目を捏ね上げたり。
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思いついた設定は使う使わない置いといてどんどん描き残しておくのが大事で、後々別のキャラを作るイメージにもなる。
イメージ元から作り上げる
イメージ元から発想を広げて見た目を作り上げていくパターン。いちから造形するのではなく実在の人物やキャラクターをイメージして作っていく。
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この時、イメージ元に近づくことを恐れないのが大事。
描き始めるとイメージする声まで同じになるが、実際に動かすと別人になることが多々あるからだ。
このキャラでこんな話を書きたい
既存のキャラと会話している、頭の中に浮かんだ(光景に思い浮かんだ)人物に見た目や設定を加えていくパターン。
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例えば「既に作ってあるお嬢様なキャラが旅行する話を書こう」となったら、ふわっと想像して船の上でお嬢様の付き人(役だけで性別も年齢も決めてない人物)が行き先についてを話してる光景を思いつく。
なおこの時の頭の中の映像は、シルエットだったり声だけだったりで直接見えないようになってる。
丁寧口調で会話が広がっていくなか、「じゃあこの付き人はどんな人だろうか」とイメージを同時進行的に広げていく。
年齢は同い年くらいか、年上なのかはたまた年下か。これらは会話しているキャラの生い立ちや生活環境などを参考にして決めていく。
その後は紙に出力していき、イメージを固めて設定を好きなだけ添えればキャラの完成になる。
マンガ中心だった頃はシルエット状態で話を展開していった。
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顔面パーツのテンプレートから組み上げる
「ぼんやりしすぎてイメージが全然固まらない!」というときに使える。
あらかじめ顔の輪郭や目鼻口眉毛髪型などのパーツを(頭の中などに)準備して、モンタージュする(またはMiiをつくる)ように組み上げていくパターン。
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描いては消してを繰り返して造形し、実際に頭の中で動かして性格と見た目に違和感がなければ完成する。
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ただデメリットとして、見た目の似通ったキャラができやすいことが挙げられる。
作ってきたキャラクターは300以上とやたら多いが、過去に作ったキャラほど自分にしか判別がつかなかったりする。髪型に特徴がない限り似通ってしまいがちだ。
性格と設定を重視。誕生日や血液型決めなどは後回し!
ひとキャラ作った後に誕生日を決めたり血液型を決めたり。口癖やキャラクターボイス(イメージ声優)などなど…
私の場合、キャラクターの性格と設定以外の要素は(物語に関わる場合を除いて)決めていない。
ひとキャラ丁寧に作っていくスタンスならとことんこだわっても良いし、むしろ私にはないものなので素敵なことと思う。
しかし数を増やすというのであればそれで悩む時間がもったいない。
細かな設定はキャラを動かすうちに生えるものと考える
ずっとこのスタンスでやっているため、突っ込まれると「あーこの人6月生まれかもね」「血液型? たぶんB型かなー」「うーん声優わかんないけど声質高めかな」と大雑把である。
なお、キャラの名前も強いこだわりがない限り実在する人名になる。
こんな風に私のやり方にはキャラに対して愛情がないと思われるかもしれない。(実際服装への愛は薄い。)
人数が多いと新たな関係性や物語のきっかけも生まれやすい
即興マンガ・文章を作って設定を編み出す
人数が多ければランダムにキャラを選び、即興で物語を描くこともできる。これによって場のにぎやかし程度だったキャラクターに新たな設定が加わることがある。
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おわりに
ぼんやりとしたイメージの人物に輪郭を加えるような作業は、作りたいから作るキャラよりも苦しいが楽しくもある。
キャラクターが完成すると達成感より先に、実際に出会えたような感動を覚える。私はその感覚が好きでたくさんキャラクターを作ってきたのかもしれない。