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大雪からもコロナからも学ばない日本の組織。
この記事を読んであなたが得られるかもしれない利益:ピンチから学ばない政府、自治体、企業そして個人。リモートワーク対策を真剣にやらない企業に明日はない。
ピンチに学ばない企業は生き残れない
おととい、コロナのWFH(Work From Home リモートワークの別名)のことをやりましたけれど、ほんとうの問題は実は従業員の働き方がどうのこうの、じゃないんです。
企業の生き残りなんです。
日本企業はオミクロンでコロナが弱毒化したから、リモートワークの議論は終わり、と言わんばかりです。
しかし、賢い世界の企業は、このピンチを利用して組織をさらに柔軟に、強くしようとしています。
例えば
・会議はできる限りズームにする
・リモート仕様の新しい人事施策
・従業員のリモートワーク環境整備
・リモートワーカーと非リモートワーカーの処遇の公平化
・リモートワーク支援独自アプリの開発
リモートワークは単なる非常時をやりすごすだけ、と考えている多くの日本企業は、これから第二、第三のコロナよりひどい感染症等がオフィスを襲い、従業員が出社できない状態になった時、本当の危機が訪れます。
大雪対策もないのか
テレビでは新潟の大雪のニュースでもちきりです。
またかよ、あなたはそう思いませんか。
大雪は地震と違って、予兆があり、予測可能です。
なぜ、高速道路を前もって封鎖しないのか。
なぜ、ドライバーを雇っている会社は、前もって業務を休止しないのか。
なぜ、道路運営公社は夜通し除雪車をスタンバイさせないのか。
なぜ、新潟県は国は、雪国の道路にヒーターを内蔵させないのか。
クルマメーカーは、なぜ、雪を溶かす温熱装置付きの車を開発しないのか。
まいどまいど、危機から学ばずに、その都度やり過ごしているだけの日本と日本企業。
この間、エベレスト・アナロジーという手法を紹介しました。
こういう考えがないんです。
ピンチから学んで、次に来たときには対応できるようにしよう、危機を教訓により強い、ピンチに柔軟に対応できる組織に、自治体に、国にしようという意識がないのです。
よく日本人は「忘れやすい国民」だといわれます。
戦争の災禍も、大地震も。
そこから学び、反省し、レビューし、書いたものにまとめ、二度とあのいまわしい出来事を起こさない、というマインドがない。
ご都合主義で、その場を切り抜ければいい、そういう意識から変えていかないと、世界からどんどん取り残されるだけ、自滅の道をたどるだけ、そう思います。
ピンチはチャンスという考え方がない。
コロナも大雪も、ビッグチャンスなのに。
イノベーションの意味がわからない日本
国が、自治体が、企業がなにもやらないんです。
彼ら、彼女らの常套句は「方法がない」です。
方法がないところを工夫することが、イノベーションだということすら
わかってないんです。
要するにやる気がない。
皆さん個人がそうあってはいけません。
大雪対策には、ドライバーの皆さんは、前日から高熱を出して休暇届を出しましょう。
クルマには、万が一の脱出用としてクロスカントリー用のスキーを積みましょう。
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受験生ブルース
どうせ来年の今頃もまたコロナ第○波だ、大雪だ、とやっていることでしょう。
むかし「受験生ブルース」という歌がありました。
♫勉強ちっともしないで、こんな歌ばっかり歌ってるから、来年もきっと歌ってるだろう、予備校のブルースを♫というのが、最後のサビだったのですが、この歌を思い出しましたよ。
ピンチになんの対策せず、そこから学ばない日本は、まさにこの歌の通りずっと負け犬の歌を歌い続けることでしょう。
今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
では、また明日お目にかかるのを楽しみにしています。
野呂 一郎
清和大学教授/新潟プロレスアドバイザー