真夏の心霊シリーズ②心霊写真という教材。
この記事を読んであなたが得られるかもしれない利益:まったく新しい経営学の教材としての「心霊写真」を使った、能力開発について論じてみます。
怪奇経営学の実践
きのうお話した、怪奇経営学の目的は、
1.論理を鍛える
2.視野を広げる
3.非常識を身につける
ことです。
「心霊写真」をテーマにこれを実際にやってみましょう。
実は僕も、かつて心霊写真と思しきものを撮ったことがあるんですよ。
あれから呪われているのかなあ
もうあれから半世紀くらいたちました。
僕のうちは東京の郊外にあり、新築の一軒家でしたが、そこに引っ越して来たからというもの、一家は様々な不幸に見舞われたのです。
あれは夏の終わりだったでしょうか、友達が遊びに来てその時に撮った一枚に、あり得ない人物が写っていたのです。
家の庭で日本間に通じる縁側に向けてシャッターを切ったのですが、そこには、見たこともない、若い男の姿が写っていたのです。
生気のない、夏の装いをした若い男で、こちらを何やら恨めしい目つきで見ています。
もちろん、そんな人物はそこにはいませんでした。
写真はポラロイドで撮ったもので、いわゆるアナログ写真です。
怪奇経営学的仮説とは
怪奇経営学の最初の目的は、「論理を磨く」ことです。
どんな理屈でも、論理が通っていれば、それは仮説になります。
ちょっとやってみましょう。
なぜ、こんな写真が撮れたのか、この人物は誰かを考えてみましょう。
仮説1:池の存在
理屈:家の庭には池がありました。池は家相的にも、心霊の世界でも「よくない」とされているのは、水辺がオバケを招くからです。
池が霊を集めてしまってそのうちの一人が映り込んだ、というわけです。
仮説2:戦争の亡霊
理屈:調べてみると家は、かつて戊辰戦争の戦場になっていたらしいのです。戦争でなくなった少年の霊だとでも言うのでしょうか。
仮説3:来たかった友達
理屈:よく観ると映り込んだ少年は、何となく、クラブで一緒だった男になんとなく似ています。
彼はここに遊びに来たかったのに、声がかからず、思い余って次元をワープして現れたのでしょうか。
仮説4:シンクロした
理屈:僕のその時の想念が、現世でさまよっている浮かばれない霊体とシンクロして、現象化したのです。
何か供養を求めているのかもしれません。
仮説5:日本間が怪しい
理屈:当時、その縁側とつながっている日本間に怪異が起こることが度々あって。
怪異の主人公が写った?とでも言うのでしょうか。
仮説6:たんなる機材トラブル
理屈:心霊現象などではなく、機材の不具合でへんてこなものが写ってしまったに過ぎない。
普通はそういう理屈ですよね。
経営学はオバケが主流だ
さて、ここまでお付き合いいただいた皆様は、「やれやれ」というお顔をされてますね。
でも、いまの戦略論の主流って、怪奇経営学って言っても過言じゃないんですよ。
この心霊写真分析って、言ってみれば、「目に見えないこと、モノ」を解明しようとする試みですよね。
いまの戦略論も、主役は「目に見えない資産intangible assets」なのです。
目に見えない資産とは、リーダーシップ、チームワーク、企業文化、などのことです。
そうした目に見えない有利さをベースにした戦略が、リソース・ベースト・ビュー(Resource Based View)という戦略です。
ポーターの戦略論の中心は競争力でしたが、リソース・ベースト・ビューは、企業がもともと持っているこうした目に見えない資産を見直せ、という発想なのです。
怪奇経営学は、「目に見えない」を一歩進めて、「見えないけど、霊眼があれば見える」まであなたの次元を広げるものなのです。
同時にそれは、常識に囚われたあなたを解き放ち、非常識にするのです。
心霊写真を読み解くことで、あなたの精神はより自由になり、気がつくとあなたは優等生から誰も理解できない非常識な天才になる、のです。
さて、この心霊写真の真贋について、あなたの答えは出たでしょうか。
野呂 一郎
清和大学