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これからあなたはスペイン戦で「広告の本質」を見るだろう。

 この記事を読んであなたが得られるかもしれない利益:サッカーW杯で今日も展開される広告と人間の真実。トップ画はhttps://www.google.com/url?sa=i&url=https%3A%2F%2Fweb.gekisaka.jp%2Fnews%2Fjapan%2Fdetail%2F%3F337921-337921-fl&psig=AOvVaw2l2GqqcvirCV1zTFSkd99b&ust=1669987122016000&source=images&cd=vfe&ved=2ahUKEwjznOL6wNj7AhUpzYsBHcwyArMQr4kDegUIARDGAg

今から数時間後あなたがテレビで見るもの

今日これから行われるスペイン戦で、あなたはこういう光景を見るだろう。
 
スタジアムでは日本のサポーターたちが、声を限りに日本チームを応援するだろう。

https://www.google.com/url?sa=i&url=https%3A%2F%2Fwww.bbc.com%2Fjapanese%2F44544399&psig=AOvVaw17ADWbo-nWVDFe8Jzlh9gZ&ust=1669987293921000&source=images&cd=vfe&ved=2ahUKEwicvt7Mwdj7AhWDUPUHHfxYAMAQr4kDegUIARDlAQ

そしてテレビの前のあなたも。

家族も加わり、日本一色だ。あなたの世界は日本だ。
 
しかし、冷静になってみると、スタジアムではスペインサポーターも声をからしてスペインチームを応援している。

そしてどちらを応援するのでもない、中立のサッカーファンも、いる。
 
日本のサポーターも、隣で応援しているスペイン人たちの発する声は聞こえているのだ。

でも、それは自らが発する日本への声援にかき消されて聞こえない、いや聞こえてはいるのだが、耳に入らないのだ。
 
これが、イングループ(in-group身内)とアウトグループ(out-groupよそ者)の理論だ。

身内にはよそ者の悪口やブーイングは聞こえない、ということだ。

これは広告と同じなのだ。

広告とは、あるグループを持ち上げて、いい気にさせること。それだけなのだ。

ツイッターから企業は、逃げない

イーロン・マスクさんは、広告を出している大手企業が次々と手を引いていることに気をもんでいるね。

でも大丈夫だ。

あれはポーズにすぎない。

またすぐに戻ってくる。

ああやって評判の悪くなったツイッターから、一度逃げるカッコウをしないと、世間受けが悪くなるからだ。

だって、それほど、プラットフォームに広告を出すってことは、効果があるし、簡単だからなんだ。

広告は、なんらかのグループを持ち上げればいいんだ。

例えばサッカー日本代表というグループ。

https://www.google.com/url?sa=i&url=https%3A%2F%2Fwww.goal.com%2Fjp%2F%25E3%2583%258B%25E3%2583%25A5%25E3%2583%25BC%25E3%2582%25B9%2Fhonda-japan-11%2Fblt804de18494f88260&psig=AOvVaw2l2GqqcvirCV1zTFSkd99b&ust=1669987122016000&source=images&cd=vfe&ved=2ahUKEwjznOL6wNj7AhUpzYsBHcwyArMQr4kDegUIARDxAQ

「わが社は日本代表を応援してます」っていえば、日本代表を愛する大多数の国民イングループ(身内)に響く。

簡単だ。

それもツイッターという世界に何億というユーザーがいるプラットフォームでそれをやったらどうなるか。

効果は凄まじい。

そして、今日スペインで日本代表を応援するサポーターと同じで、日本代表のイングループであるほとんどの国民は、ネガティブなことは無視してくれる。

「頑張れ、ニッポン!」といえば、日本がまだ世界に通用するストライカーがいないことや、ディフェンスがまだ他の代表チームに比べて弱いことや、リーダーが情に流されがちなどの、マイナス情報は決して届かない。

ポジティブなメッセージを送るだけで、いい。

広告とは、イングループに耳障りのよい情報を与える行為なのだ。それだけで効果てきめんなのだ。

人は自分に都合のよいことしか、聞こうとしないのだ。

まもなく始まるスペイン戦で、映るだろう日本代表を応援するサポーターの様子を見るがいい。

日本代表へのブーイングは聞こえてない、いや聞いてないのがわかるだろう。

今日も最後まで読んでくれて、ありがとう。

じゃあ、また明日会おう。

                            野呂 一郎
               清和大学教授/新潟プロレスアドバイザー








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