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曜日別コロナ出社戦略って何?

この記事を読んであなたが得られるかもしれない利益:あなたのキャリア戦略をどうすべきかのヒント。なぜ上長との人間関係が欧米で重要なのかの理解。ポストコロナ(仮)であなたはどう生きるかの選択。

”フェイスタイムの最大化”が欧米オフィスのキーワード


コロナで世界のオフィスが再開(reopen)し、リモートワーク+在宅の”ハイブリッド“なワークスタイルが主流になった今、ビジネスパーソンは成功するためにどうしたらいいのでしょう。

昨日は高校生に向けての記事でしたが、コーヒーブレイクだよ、パワーランチだよ、と申し上げました。

要するに人間関係がコミニュケーションが大事で、とりわけ上司、会社の上層部、他の部門のシニアマネジャークラスと個人的な関係を作っておけ、ということです。

新パワーワードを使っていうと、”フェイスタイム“を最大化する(maximizing facetime)、ということです。

それは出社して戦略的に会社の人々とコミニュケーションをするべし、ということです。

あなたが考えるべき5つの出社戦略

さて、今日はこのことを念頭に、オフィス再開後の欧米サラリーマンの出社戦略について、まとめてみますね。これはあくまで、ハイブリッド式の勤務形式を前提とし、アメリカの平均的なオフィスでの想定なので、日本のオフィスには当てはまらないかも知れません。

出社戦略1:ボスのスケジュールに合わせろ


ペンシルベニア大学ワートン校経営学教授のピーター・キャッペリさん(Peter Cappelli)によれば、、「あなたのボスのスケジュールがあなたのスケジュール」が基本のルールです。要するに、出社していちばん大事なのは、上司とのコミニュケーション、顔つなぎだということです。

出社戦略2:曜日別に考えろ

フェイスタイムを最大化するためには、何曜日に出社すればいいかを考えなければなりません。The Wall Street Journal2021年8月24日号によれば、専門家の多くは曜日ごとのメリットを次の表のように認識しています。

リモートワーク

出社戦略3:単純になるべく多く出社すること

キャッベリ教授は、もう一つの戦略は、単純になるべく多く出社すること、こう説きます。

教授はこう話します。


「多くの会社は柔軟性を強調するが、あなたのキャリアを有利に進めたいなら、リーダーたちとの対面の機会をなるべく多くすることが不可欠だ。出世しようと思ったら、なるべくリーダーとの対面機会を増やすことがマストだ。なるべく多く出社することのメリットは、多くの社員が出社しないからである。あなたがもしシャイならば、毎日会社に行くことだ。そうすればわざわざトップのところに行く必要などない。」

出社戦略4:フェイスタイムなんて無視しろ

オフィスのコンサルティングを専門とするフレックス+ストラテジー・グループ(Flex+Strategy Group)カリ・ヨスト氏(Cali Yost)は、フェイスタイムを最大にするという古典的格言は古いと断罪します。ヨスト氏は、「あなたの能力を見せつけたいなら、なるべく多く出社して存在アピールするのではなくて、あなたが所属するプロジェクトチームと相談して、あなたがどう関わったらいいかを決めることだ」、と主張します。彼によれば、「コロナでの成功は、仕事において他者と、いかにコラボレーションするかの能力だ」と言います。

出社戦略5:会社に従う

会社主導で出勤日を決めるケースもあります。多くの企業はコロナ禍で圧倒的多数の従業員がリモートワークを臨んでいることから、社員主導のフレキシブルな労働形態をすすめるところがほとんどですが、例外もあります。

アップルはこの夏、デルタ株が流行る前に、従業員が勝手に出社日を決めさせず、会社で出社ルールを決めた。月、火、木が出勤日、水曜と金曜はリモトのはずだった。しかし、デルタ株が氾濫しこの決定は宙に浮いてしまいました。

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セールスフォース(Salesforce.com Inc.)のシドニー支社は、試行錯誤の後、木曜を共通出社日に決めました。従来の月曜が木曜に変わった感じですね。

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さて、日本のビジネスパーソンのあなたはどの戦略をとりますか。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

ではまたあしたお目にかかりましょう。

                             野呂 一郎


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