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ギャルが復活?流行でなく王道だった証拠とは。

この記事を読んであなたが得られるかもしれない利益:トレンドの到来は人々の身なりや持ち物にあらわれるかもしれない、という仮説。ギャルとディズニーランドにみる、古いものは、実は常に改良を施されているから支持される、という隠れた真実。

ギャルが復活

ギャルはもう絶滅したかと思ってました。

でも、いたんです!

白い超厚底のハイヒール、ミニスカ、ケバ目のアイメイク、金髪、年は20前後です。

https://qr.quel.jp/pv.php?b=43ICQTG

きょう、朝5時半の丸ノ内線に乗っていたら、どこからともなく二人組のギャルが乗ってきて、デコデコの携帯をいじり始めました。

なにかお話してくれないかな、と思って聞き耳を立てていたのですが、ちょっと昭和世代の僕には内容がわかりませんでした(苦笑)

でも、この前お話したように、ことばのハンティングをして(銀と金・研修)、時代の定義を試みようとしたのは、ほめて下さい(笑)。ほら、思い出して↓

でも、この「ギャル目撃談」で感じたことがあります。

それは、身なりや持ち物は、言葉と同じくらい現代を表しているのではないか、という仮説が成立することです。

もちろん、すべての現象は、全体につながるわけで、いわば個人におけるファッションっていうのは、社会の微分なわけですから、それは言うまでもないかもしれないんですが。

でも、今回のギャル二人組のいでたち、は「ギャル文化は健在なんだな、いやこれはもしかして、ギャル文化の「復活」を意味してるんじゃないか」という強い確信を僕の中に生じせしめたのです。

彼女たちから僕が感じ取ったものは、ギャル文化の復活もそうですが、なにか「シンプル」な感じです。

バッグも小さな透明な100円ショップで売ってそうなものですし、彼女たちのポーチバッグから下がっていたものは、ミッキーマウスのアクセサリーで、これも奇をてらわずに、直球の小さなぬいぐるみ風、なんですね。

 ちょっと違うけど、こんな感じ。https://qr.quel.jp/pv.php?b=3oXQQtx

考えてみれば、ギャルって一見ケバいけれど、シンプルですよね、茶髪、ネイル、派手めなメイク、ミニスカート、あと若さがあれば一丁上がり、ですもの。

高級バッグも、ミンクの毛皮もいらないし、美容院にカネかける必要もありません。

今日のギャルが教えてくれたのは、ギャルってシンプルであるがゆえに機能的だから、長持ちしているのだ、ということなのかもしれません。

ギャルとは流行ではなくて、王道だったのです!

世の中は原点回帰なのか

彼女たちをもう少し観察したかったのですが、席を立ってしまいました、でもふたりとも僕と同じ東京駅で降りるではないですか。

そこから彼女たちが向かったのは、京葉線の方向でした。

そうです、ふたりは早朝一番で舞浜駅へ、そしてディズニーランドに行ったに違いないのです。

ここで、僕の鈍い直感がやっと起き上がってきました。

ディズニー40周年、これは不易流行(変わらないもの、変わるもの)でいうと、不易の象徴だな。
そうか、ギャル文化ももうアムラー(安室奈美恵の精神的フォロワー)から20年たつけれど、根強く、しつこく残っている。ギャルも不易なのだな。
一見ディズニーもギャルも一過性の流行だと思ってたけれど、風雪に耐えて来たんだな。

筆者鈍感記

古いものがいつも新しい秘密


そうなんです、このギャル目撃談が僕に教えてくれたのは、
長く続く現象っていうのは、やはり本質的に人を魅了する本質があるのだな、という気づきでした。

でも、ギャル文化の仕掛け人も、ディズニーのエンタメ企画者たちも、人気を継続させるために常に時代の変化に対応しようと、並々ならぬ努力を継続しているに違いありません。

老舗の羊羹の、こんな話を聞いたことがあります。

一見、いつ食べても全然味も風味も変わらない羊羹ですが、実は時代の味覚の変化に対する微調整が常に施されている、というのです。

https://qr.quel.jp/pv.php?b=3Jaoi6M

ギャルもディズニーランドも、そして羊羹も、知らないうちにいつも新しくなっているんですね!

それでは皆様、また明日お目にかかりましょう。

野呂 一郎

清和大学教授



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