今年、あなたの運気はこれでよくなる
この記事を読んであなたが得られるかもしれない利益:今年のあなたの運気はこれで上げろ。あなただけでなく、あらゆる会社、組織の運をよくする方法。ワンワード開運法とは。
運をよくする方法
皆様、あけましておめでとうございます。
旧年中は拙いnoteをお読みいただき、感謝申し上げます。
今年も毎日欠かさず書いていきたいと思っています。
さて、新年にあたり考えたことがあります。
それは運をよくする、ということです。
運が良くなければ、何事も始まりません。
かの経営の神様、松下幸之助も「人間、運が大事だ」とおっしゃられています。
今日は運をよくする方法を、スピリチャルではなくて、マーケティング的に考えてみましょう。
マーケティング的に考えると、運をよくするとはこうです。
解説
マーケティングとはパーセプション(perception)、日本語で言えば認知、です。
認知とはあなたの方向を、世間が理解し、認識することです。
どうするか?まずあなたの方向性をしっかり決めなくてはなりません。
それはあなたの生涯を通じた信念でもいいし、今年1年のやりたいことでも構いません。
そして、それを世間に広め、世間が納得し、理解し、応援してくれるときに、あなたの願いは叶うのです。つまり、運がよくなるのです。
パーセプションという言葉を補うと、広く認識させるだけではなくて、その認識は理解と納得が必要で、できれば応援してもらって初めて、パーセプションとなるのです。
そのためには、まずあなたの方向性を認めてもらう必要があります。
現実的であるか、つまり、それができるのか、ということです。
もう一つはその方向に賛同してもらえるか、ということです。
例えば今年1年サステナブルな生活をする、であれば、理解を得て応援してもらえる可能性は高いでしょう。
ワンワードにする意味は、人々が認知しやすくするためです。
長ったらしいのとか、2ワード以上は人々が覚えられず、記憶が分散し、人々の脳にインプットされません。だからワンワードなのです。
ワンワードはなるべく積極的なものにして下さい。
例えばストロングなどという形容詞が入れば、それはあなたが積極的であるというイメージにつながります。これは心理学で言う「ハロー効果」というものです。
過去の成功例
1.ストロングスタイル(プロレス)
アントニオ猪木の提唱したワンワードです。プロレスは真剣勝負であるという信念が表現されています。
暗に、プロレスでよくあるショーマンシップ(過度の見せ方)プロレスとか、八百長という非難を現下に否定するというハロー効果も生まれる言葉です。
2.オーバーナイト(フェデラル・エクスプレスFederal Express)
フェデラル・エクスプレスはビジネス向け貨物便ビジネスです。オーバーナイト(overnight)とは一夜にして、という意味です。要するにオーバーナイトとは「翌日配達」しますよ、という宣言なのです。
いまやアマゾンは3時間で届けますが、当時は翌日配達は画期的でした。そして、このオーバーナイトという言葉はフェデラル・エクスプレスの経営や意思決定の迅速さ、革新性、というハロー効果も呼んだのです。
3.ライクノーアザー(ソニー)
ライクノーアザー(like no other)とは、文字通り、「他にソニーに似ている製品はなにもないよ」という意味です。
ソニーの差別化を見事に表しています。
ハロー効果としては、ソニーの自信にあふれた社風、決意が表現されていますね。言葉のリズムも非常によく、人々の認知をスムーズにしています。
4.郵政民営化(小泉内閣)
小泉さんがこれ一択で、当時の選挙に圧勝しました。
これ以来ワン・イシュー政治などという言葉が流行りましたが、小さな政府を人々が欲しているタイミング、小泉さんのキャラクターも相まって、人心に響きました。
ハロー効果としては、言葉の勢いの良さで反対意見を圧倒し隅に追いやり、自民党の積極的な政治姿勢を強調しました。
5.政権交代。(旧民主党)
鳩山さんがぶち上げたワンワードです。
あの時、世間が自民党いやさに政権交代を願っているという、表に浮上しつつある願望をうまく言語化しました。
民主党の決意、やる気もハロー効果として出てきました。
政権交代。というワードの最後に○があるのが秀逸です。
モーニング娘。と同じく「決意、覚悟」を○が表現していますね。
しかし、問題は実力がなかったことです。
マーケティング的には、パーセプションをデカくすればいいわけですが、製品(政治サービス業)が弱いと、認知はされても人々に満足を与えるパフォーマンスができません。
製品だったら売れなくても自業自得ですが、政治の場合はそうは行かず、国民は多大な迷惑を被ったわけです。
だから、このワンワード開運法は、あなたが影響力がある人であればあるほど、実力が求められると言えましょう。
社会にダメージを与えないように。
さて、いかがだったでしょうか。
今年のあなたの、あなたの会社のワンワードは何ですか?
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
では、また明日お目にかかりましょう。
野呂 一郎
清和大学教授/新潟プロレスアドバイザー