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英語速読は無駄な努力なのか

この記事を読んであなたが得られるかもしれない利益:英語速読へのチャレンジ。でも諦めることも、合理的だったりする。いくつかの速読メソッドを試してみました。

英語速読は無理か

経営学に限ったことではありませんが、とにかくゲンダイは次から次へと新しいことや概念が出てくるので、それを授業や研究に反映させるとなると、どうしても英語の情報が不可欠です。

そんなことでNewYork Times、BusinessWeek、The Wall Street Journalは必ず目を通さざるを得ないですし、新しいコンセプト、流行の理論に関する本があれば、すぐにアマゾンで買う癖がついてしまいました。

これらを積ん読で放置というわけにはいきませんから、何とか目を通し、必要であればスキャンして、いつでも取り出せるようにはしています。

しかし、この生活にも限界が来ました。下手すると読むだけで一日が終わってしまうからです。

だから、もうあきらめたんですよ。

英語をフツーに読むことは。

英語が速く読めない

米国留学から早や30年、僕の英語を読む力は、たいして上がっていません。上達してません。

いつかはネイティブ並みに、スピーディに英語を読めるようになってやる、

そう思ってもう半世紀くらい経ちますが、一向にその気配はありません。

日本語だと漢字があるから、直感的に視覚で意味が分かりますよね、あの感覚がつかめないんです。

だから読むのが、のたのたとなるのだ、と分析はしているんですが。

相変わらずボキャは貧弱、というのもあります。

でも、まあ新しい語彙を毎日プラスしているから、そのうち爆発するだろうと期待していましたが、その気配もない。

だから、あきらめたんです。

フツーに読むのをあきらめて、速読することにしました。

速読の方法論

速読に関しては、僕はいろいろ研究し、いろんな方法論を試してみました。

例えば

1.  主語と動詞だけで読む

これはお勧めです。英語は日本語と違って必ず主語があります。そして主語が何をするかを示す動詞がくっついています。これさえ押さえりゃ速読できる、という理論は説得力があります

2.  眼球を早く動かす

これは物理的に速く読もうっていう仕掛けですね。しかし、日本人は一つ一つの単語の直感的な意味の把握が弱いので記憶に残りにくいんです。

3.  視野を広くする

これも物理的に時間当たりの情報量を多くしようって腹ですね。でも2と同じ理由でむずかしいです。

4.  指で今読んでいる英語の文章の真下を指す

たったこれだけのことで、速く読めるようになるんです。おそらく今読んでいる段落から目が離れないようにする効果があり、次の段落に進む時の時間的ロスをなくしてくれるからでしょう。

5.  ページの中央部分だけを読む

どうせ本なんて全部読まなくてもわかる、よけいなことばかり書いているんだから、真ん中の床を読めば全体がわかっちゃうよ、という楽観論でしょうか。しかし、時間のないときはこの方法は効果があります
 
もし英語の速読にチャレンジされたいのならば、以上の方法を試していただいて、ご自分に合うのを採用されるもいいと思います。

英語の速読チャレンジはムダか

ただねぇ、結局先ほど言ったように、漢字というキーワードで全体を一瞬で把握できるような感覚を身につけない限り、日本人にとって英語の速読は、労多くして功少なしになるのかな、というのが僕の正直な感想です。

しかし、速読できなくても、やっぱり速読はいろいろな知的能力を拡大させるメリットがあることに、最近気づきました。

明日、またこのことに触れたいと思います。

今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

では、また明日お目にかかるのを楽しみにしています。
 
                             野呂 一郎
               清和大学教授/新潟プロレスアドバイザー

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