![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/79242878/rectangle_large_type_2_f9c6a751eb8f040fe683533ff4b6be66.png?width=1200)
子供を大事にしない週休3日は、国を滅ぼす。
この記事を読んであなたが得られるかもしれない利益:子供の学力は親の働き方に大きな関係があるという事実。なぜ「失われた30年」の正体は教育問題だというのか。
日本経済30年低迷、本当の理由。
最初におことわりです。
皆さんすみません、この原稿は例のThe Wall Street Journalの切り抜きを見ながら、高速バスの中で書いていたんですが、どうもバスの中で寝てしまってその新聞の切り抜きが紛失してしまったようなんです。よって紙面の日付がわからなくなってしまいました。非常に重要な情報なので「超しまった」という感じです。長距離バスを降りるときには、くれぐれも皆様、席の下をチェックなさっておろかな私の轍を踏みませんよう。
日本は、この30年間経済低迷が続いてきました。
なぜでしょうか。
それは、子供の学力が伸びなかったせいかもしれません。
証拠があるわけじゃなく、例によって筆者の妄言ですよ。
ひとつ、でも、気になる符合があるんですよ。
それは、この30年は共働きが当たり前になった時代だった、という事実です。
子供たちはかぎっ子(死語かな)、つまりあまり両親のどちらかに、かまってもらえなかったという推論が成り立ちます。
![](https://assets.st-note.com/img/1653403348599-JsQTnpUo5z.png)
The Wall Street Journal(日付不明)は、子供は親のどちらかが、毎日一緒にいてあげることが非常に重要で、それがないと、学校の成績も悪影響を受ける、と言っているのです。
週休3日制は百害あって一利なし
そもそもこの記事は、何かと最近日本でも話題の週休3日制に異を唱える見出しで始まっています。
![](https://assets.st-note.com/img/1653403081485-RzJ8prmoOU.png)
週休3日は、子供の健全な成長と教育という観点から、絶対反対だというのです。
いわく「子供は毎日コンスタントに一定時間、親がついていることが必要である。週休3日制というのは、結局毎日の帰宅時間が遅くなることを意味する。週末が1日増えても、一日の親との時間が減れば、トータルで子供にはマイナスだ」。
記事の筆者は心理学者で、
「長いウィークエンドは、働く者にとってはいいかもしれないが、子供にはよくない」と断言するのです。
いわく、「子供はメインのケアギバー(caregiver世話を焼く人。両親のどちらか)と毎日を過ごすことが大事なのである。週休3日はそれを難しくする。毎日できていた宿題を見てあげること、一緒に添い寝してあげることができなくなる」。
![](https://assets.st-note.com/img/1653403170250-7EUtdExlcY.png)
この先生はこんなことも言うのです。
「時間の質が量よりも重要だ」というのは、神話にすぎない。子供のために時間を取れないことは、取り返しのつかない禍根を生む。
子どもたちが創るわたしたちの未来
僕は、この記事に新鮮なショックを覚えたのです。
それは「経済を支えるのは、未来の子どもたち」という視点がそこにあったからです。
忙しくて余裕がなくて、子供をかまってあげられない現実が、アメリカにも日本にもあった、そして今もある。
そして、週休3日という耳障りのいい、結局は企業の思惑に踊らされているだけの愚かなわれわれ労働者。
今こそ、子どもたちと一緒にいる時間を大事にしないと、未来の日本の発展はないのではないでしょうか。
だから、企業に注文をつけましょう。
「週休3日でいいよ。でも、一日の労働時間は8時間(昼休み込み)でお願いね。」
「バカ言うな、一日2時間ずつその分長くなるに決まってるだろ」と反論されたらこう答えましょう。
「長い目で見れば、これからの日本経済をになう子どもたちの能力アップに繋がり、その恩恵をわが社も受けることになる。「一日2時間残業が増えるのはなんちゃって週休3日制」です。子供のことを第一に考えてこそ真のワークライフバランスであり、これこそが日本経済復活の長期戦略、ですよ」、と。
皆様、疲れていらっしゃいますね。バスや電車で寝過ごすのは仕方ないですが、大事なものを落とされませんように。
![](https://assets.st-note.com/img/1653403257507-adN2wYM3Ak.png)
それでは、また明日お目にかかりましょう。
野呂 一郎
清和大学教授/新潟プロレスアドバイザー