ファストフードの未来としてシェイクシャックを推す理由。
この記事を読んであなたが得られるかもしれない 利益:これから受け入れられるファストフード・チェーンの条件。ミッション・ステートメントの重要性。トップ画はhttps://qr.quel.jp/pv.php?b=3Ca3PL9
シェイクシャックに注目
僕が今一番注目しているファストフードチェーンが、シェイクシャックShake Schack です。
なぜならば、アニマルウェルフェアを実行しているからです。
アニマルウェルフェアはこの連載で何度か取り上げている概念ですが、要するに食用にする動物に無用な苦しみを与えない考え方、実践のことです。
言うは易く行うは難しの言葉通り、アニマルウェルフェアに理解を示しても、実践する企業はわずかです。
アニマルウェルフェアとは、僕に言わせれば、人間性の最も説得力のある発露です。
アニマルウェルフェアの精神と実践があるということは、人間に対しても、環境に対しても、真にやさしいと思うんです。
かつてHRMとは何かという本を書いて、これからの企業は人間性、公平性、戦略性が揃わないと勝てない、と騒ぎました。
「ナウエコノミー -新・グローバル経済とは何かー」という本でも、人と環境にやさしくないと、市場の信任は得られないと力説しました。
アニマルウェルフェアの思想と実践を備えているシェイクシャックは、それを満たしていると思います。
なにせ、社是が「いいことをすること」なんですよ。
日本にも進出してるみたいですね。HPを見たら「ホルモン剤フリーのアンガスビーフ100%を使用」とのこと。やっぱりね。
動物に苦痛を与えないポリシーは、肉質を良くしようと不自然なホルモン注射などしないという行動につながるわけなんですね。
僕も食べてみたいな、ホルモン剤を注入してないファストフードのハンバーガーを。
ミッション・ステートメントは必須
環境フレンドリーを謳う外食レストランチェーンは、多いです。
でも、アニマルウェルフェアに取り組んでいるのは、シェイクシャックだけでしょう。
環境マーケティングとは、それに賛同する人々の共感が企業行動、ブランドへの支持につながるマーケティングです。
しかし、それは企業の思想と行動という裏付けが絶対に必要です。
それはミッション・ステイトメント(mission statement 使命の表明)を見ればわかります。
えっ?ホームページ見たけれど、ミッション・ステイトメントなんてなかったよ、って?
それは論外だなあ。
でも、ミッション・ステイトメントくらいは日本語でいいから書かないと。
シェイクシャックのミッション・ステートメントは、こんな感じです。
明日からはすこし、シェイクシャックを追ってみようと思います。
今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
では、また明日お目にかかるのを楽しみにしています。
野呂 一郎
清和大学教授/新潟プロレスアドバイザー