天心vs武尊は無理ゲー?プロレスを見習えよ。

この記事を読んであなたが得るかもしれない利益:プロレス流の「プロセスエコノミー」とは何か。プロレス流「アングル経済学」とは何か。「プロレス頭」の活かし方。

天心vs武尊は流れたけど

東スポ等の報道によれば、どうやら那須川天心と武尊(たける)の試合は流れたようですね。

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でも正直、「なにそれ?」っていう人が多いんじゃないかな。

いまはさ、誰もが知るプロレス、格闘技のスーパースターっていないものね。

2年前くらいかな、東スポでオカダカズチカがNHKのスタッフに街頭インタビューかなんかで捕まった時、クルーたちがプロレスラー、オカダカズチカだと知らなくて、当のオカダがショックを受けていたという事件があった。

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国民的スーパースターを出さなきゃいけない。

そのためにも、両者は戦うべきだ。

知らない人に教えてあげる。

那須川天心は言わずと知れた無敗のキックボクサー、武尊(タケル、と読んで下さい)はK-1を代表するスーパースター、両者の対決は言ってみれば昔の「馬場vs猪木」の一騎打ちにたとえられます。

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一部のうわさでは二人の対戦が決まり、大晦日に東京ドームをおさえた、と。しかし最近、それがキャンセルになったので、対戦プランは中止になったことがわかったらしい。

対戦が流れたんならばそれはいい。

僕が言いたいのは、なぜ、その経過を報道し、煽らなかったのか、ということです。

プロレス的に言うならば、ビジネスチャンスを逃している。

プロセスエコノミーはプロレスエコノミーだ

プロセスエコノミーという言葉が最近聞かれます。

プロレスエコノミーじゃないよ、プロセスエコノミー。

プロセスエコノミーとは、最終製品でなくて、完成品に仕上げるまでの工程を売ることをいいます。

試合成立という完成品を売らなくてもいい。途中経過を様々に報道し、最終形である試合決定までのプロセスで客を楽しませることができたら、プロセスエコノミー成立です。

途中経過を報道って、つまりあおることです。

馬場対猪木は実現はしませんでしたが、対決をおあることによって、マスコミは大きな利益を上げ、新聞、雑誌は部数が伸び利益を得ることができました。

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また煽ればおあるほど、両者の対決の価値も上がったのです。

仮に、天心対武が無理ゲーだったとしましょう。
それでもおあるのです。

極端な話、嘘書いてもいい。

思わせぶりなことを言ってもいい。

プロレス頭=臨機応変な演出力、を持て

昨日、日本ハム監督に就任した新庄剛志が、就任前夜ツイッターで、「あせらない、あせらない」と思わせぶりを言いました。

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プロのファイターは、偶然をとらえて、それに乗っかって、プラスの演出をするというマインドを持っていてほしい。

天心も、武尊も何か、思わせぶりを言えよ!

関係者、フライングしろよ。

「実はモメてるのは金じゃなくて、スキャンダルなんだ・・」でもいいって。

東スポは、両陣営の秘密会議を、スクープすべきだったな。それを

一面にドカンとだす。UFOやビッグフットなんてやってる場合じゃないだろ。

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たとえ試合が不成立でも、こうやってあおったことで二人の価値は上がるし、二人の試合の価値も上がる。そしてキック、K-1というジャンルも上がる。

千載一遇のチャンスだったのに。

ったくう、プロレス頭がないんだから。

そう、プロレス頭ってさ、偶然を必然にするストーリー・メイキングの力と行動力のことなんだよ。

これは、いろんなところに応用できるよ。

それはまたあとでやろう。

今日も最後まで付き合ってくれてありがとう

新潟・古町のホテルにて、あせって書いてる・・

              野呂 一郎



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