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世界のリーダーが必ず持ってる積極性とは


大人は陰で見守り、伸ばす

さて、積極性を身につけるには、キミたち高校生はもっとおしゃべりをし、対話を増やし、議論をすればいい。でも悲しいかな、それまでの幼稚園、小学校、中学でおとなしくするようにしつけられて、もっとしゃべってと言っても押し黙っている高校生も多い。

僕は先のケース・スタディで、先生は何もしないで黙っていればよい、と言ったが、それはそっと、しっかり、そして戦略的に(全体的な視野を持って)見守れ、という意味だ。

ケース・スタディでも、対話を増やす試みでも、先生は一人ひとりの背景、条件、個性にあった指導をしないといけない。心を閉ざして喋りたくない生徒にむりやりおしゃべりしろ、なんて無理だ。

世界に通じるリーダーシップは、実ははっきりしている

工夫してその生徒の中に自然に宿っている積極性を引き出してあげるのだ。僕はその最も良い方法が、英語の訓練だと思う。恐れずに言えば、オレ流だ。発音筋肉トレーニングは紹介した、次は英英辞典トレーニングだ。明日やるね。(たぶん)

しかし、その前に積極性について、もう少し幅を広げたい。

言ったように、積極性とはそのままの意味でいい。しかし、他者とのコミュニケーションや、外部へのプレゼンテーション(説明)という意味では、「相手の目を見て、動詞で話す」ことだとも言った。

しかし、これだけじゃちょっと狭い。ぼくの考える積極性は、以下を含む。

これは欧米人のモラルみたいなものじゃないか、と感じる人も多いかもしれない。でも英語を訓練で身につけようとすると、嫌でもこうなるんだ。そしておっしゃるとおり、世界の尊敬されるリーダーたちは、一人の例外もなくこれらの積極性を身につけている。そう、積極性とは世界に通じるリーダーシップのことなんだ。

積極性とは
1. 情熱のこと。そのことが好きでたまらないこと
2.自分から挨拶をすること、話しかけること
3.「ありがとう」が口ぐせのこと
3.話を切らさないようにすること
4.いつも朗らかなこと
5.髪型や洋服をほめること
6.笑顔を絶やさないこと
7. 決して怒らないこと
8.自分から声をかけること
9.仲間外れの人がいたら必ず声をかけ、一人にしないこと
10.見ず知らずの人にも親切にすること
11.人と目があったら笑みを返すこと
12. サンキューレターを必ず書くこと
13.エレベーターではボタン係を買って出ること
14.いかなる場面でも自分を後回しにすること
15.新規加入者の世話を買って出ること
16. 日記、業務日誌、遊びメモ、読書メモを必ずつけること
17.いまやっている仕事は嫌いでも、無理やり好きになってベストを尽くすこと

積極性の根源は情熱

まず今日はとりあえず、1について話したい。

積極性とは言い換えれば、情熱のことだ。そのことが好きでたまらないこと、だ。でもね~、高校生を含め「俺はこれが好きなんだぁ」、を振り回している日本人は少ないよ。これはね、自分のことを発見する機会が少ないからだ。

学校でおしゃべりさせないからだ、意見を言わせないからだ、考えさせないからだ、批判させないからだ。議論させないからだ。

人間はね、誰かとしゃべること、対話することでしか、自分という存在がわからない。わからなければ自分を好きになれずに、自分に期待をかけられないから、情熱が持てない。情熱とは自分に対する信だからだ。

自分て何が分かるようになると、自分が向いているもの、ことがわかってくる。そしてそのことに興味がわいてくる。これが情熱になる。

キミたち高校生は、大人との対話が決定的に欠けている。お父さん、お母さんは忙しいし、キミも宿題や部活で忙しい。自分って何を考える時間もない。

もちろん、スポーツや音楽や絵を書くことに優れているキミは、それらに情熱があるのは自然だ。しかし、フツーの高校生はなにかに情熱を持てって言っても難しいよね。

情熱とは前向きな気持のこと

でもね、情熱っていうのは生きる姿勢、なんだ。
好きなことがあることだけじゃない。
前向きな気持のことなんだ。先に上げた16の項目は、みんな前向きな気持がないとできない。

必ず、他人特に大人とのおしゃべりを増やし、意見を述べ、疑問をぶつけ、家族会議で議論する機会を与えれば、前向きな姿勢が身につく。それは自信と言い換えてもいい。そして、英語をやればもっと身につく。

あすは2以下の積極性を説明したい。

今日も読んでくれてありがとう。
また明日会おう。

野呂一郎

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