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潜在意識リーディング入門
この記事を読んであなたが得られるかもしれない利益:潜在意識マーケティングが存在した。潜在意識はあなたが必要なことを知っている、って本当?速読のほうが知的な利益が大きいかもしれないという暴論。
潜在意識マーケティングとは何か
潜在意識などと言うと、まがい物扱いされるのですが、
30数年前、潜在意識をマーケティングに利用した理論が世に出たのは事実です。
こんな実験があったんです。
映画館で上映前の予告編にゼロコンマ何秒の尺で「コーラがのみたい」、「ポップコーンが食べたい」という、肉眼ではとらえられない速度の映像を流したところ、客のほとんどがコーラとポップコーンを買いに行った、というまことしやかな伝説です。
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それはのちに再現性がない、非科学的と非難され、ないことにされてしまったのですが、潜在意識を学問的に解明しようとしたその意気やよし、と僕は考えます。
今日の話は、「信じるか信じないかはあなた次第」的なトピックスなのですが、前提として「潜在意識はあなたが必要な情報を知っている」という仮説に基づきます。
それを僕の経験値で強化し、皆様に「どうでしょ」と提示するものです。
ただ速く読むだけ
きのうの続きで、英語の速読の話です。
名付けて潜在意識リーディング。
きのうお話しした、速読のテクニックなんていりません。
ただ速く読むだけです。
わからないからそこで止まって意味を考えるなど、してはなりません。
皆さんはおっしゃいますよね、「わからないまま、ただ目で文章を追っているなんて意味がないだろ」と。
いや、大丈夫です。
皆さんの目は読んでなくても、潜在意識は読んでいるからです(笑)。
潜在意識リーディングの結果、どうなるか。
それは、みなさんが本当に必要な情報だけ引っかかるのです。
例えば一回の速読の量を100ページと決めましょう。
必ず数か所、引っかかるところがでてくるので、下線を引くなどチェックしておきます。
後でその箇所をチェックします。
そうすると、あら不思議、それはあなたがずっと密かに興味があって知りたかったキーワード、いまの仕事や勉強に有益な概念なのです。
例えば僕は昨日Deep Purposeという本を、このやり方で速読したんです。
流行のパーパスっていう概念を知るために、アマゾンで買ったのですが、これまでだと見出しだけ読んで、積読状態でした。
でも、「潜在意識リーディング」で2時間で読み終わりました。
確かに全体の理解はおぼろげです。
しかし、出くわしました、いくつかのキーワードに。
それはCorporate DNA(企業遺伝子)という単語です。
この言葉を待っていた、そういう実感がありました。
パーパスの理解に必ずしも直接に関連しないのですが、
探していた言葉があったのです。
credo〈信条〉という単語も引っかかりました。
これらのキーワードを中心に書いてある箇所を、今もう一度、今度は精読しています。
たくさんの気づきや貴重な理解を得ることができました。
おそらく僕の潜在意識は「この本でお前が得るべきなのは、そことそこだけでいい」と言ったのです。
もしこれを僕の英語力で普通に読んでいたら、8時間はかかるでしょう。
そしてこうしたキーワードも、入ってこないと思うんです。
スピード・リーディングすることで、普通の読み方では得られない集中力が出て、それがかえってキーワードを探しやすくするのでは、と感じています。
もっとオカルト的なことを言うと(笑)、僕の実感なのですが、速読中っていう状態は一種のトランス状態なんですね、瞑想状態と言ってもいいです。その状態というのは、潜在意識が働きやすいんじゃないか。
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姿勢は椅子に座って背骨を真っ直ぐにする感じが、いいと思います。
そして、本に向かう感じですかね。
そうすると、速読に”乗る”感じになります。
まあ、実のところ潜在意識でもなんでもいいと思うんです、自分なりの情報ゲットの仕方を試みること、これが自分だけのアウトプットを生み出すのではないか、そう最近考えるのです。
えっ?「潜在意識リーディング」なんていうから、潜在意識そのものを読む方法と勘違いされました?
リーディングはこころを読む、じゃなくて読書の方でした。
でも前者の方も興味がありますね。いずれは、って(笑)
今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
では、また明日お目にかかるのを楽しみにしています。
野呂 一郎
清和大学教授/新潟プロレスアドバイザー