アメリカ・最新リモートワーク意識調査でわかったこと
この記事を読んであなたが得られるかも知れない利益:アメリカ人労働者のリモートワークに関する意識。日米のリモートワーク意識の差から考える様々な推論。
アメリカ経済はこれからリモートワークでますます強くなる
岸田内閣の経済スローガンは100%テレワークにすべし、と申し上げました。
アメリカの最新データが色々物語っています。
以下、野呂の気がついた点です。
1. 図の一番左、どこで働くの質問。ベッドとか、カウチなどアメリカ人らしいね。これはオフィス家具、オフィス環境関連企業は、ビジネスになるね。
2. リモートの主な利点。よりサスティナブルが17%。日本人はどう思うだろうか。脱炭素を掲げる岸田内閣にも好都合だと思うが。
3. オフィス勤務の利点。30%が協働の環境の良さをあげている。日本はこのポイントがもっと上がるだろう。
4. 図の一番右、半数近くの労働者が「完全リモートじゃなければ辞める」と言っているのは、もうこれは企業にとって無視できない現実だ。
BusinessWeekの記事の内容については、また明日ふれますが、その前に皆さんにデータだけ見て頂き、なにか感じていただければと思って図を作ってみました。
なぜ日本はリモートワークを推進しないのか
ほとんどのアメリカ企業が出す結論は、ハイブリッド・スタイルだと思うんです。要するに通常出勤とリモートのミックスです。その混合かげんは企業によって違うでしょう。
日本のデータは新聞等で出ていますが、大規模で本格的な調査はまだありません。ガチな調査はこれからもやらないでしょう。やってテレワーク賛成8割なんてなったら、保守的な企業が困るからです。
ほとんどの企業が、感染者が激減している現在、通常業務を再開し、同時に“痛勤”も復活です。
有無をいわさず、通常勤務形態に戻っているようですね。
かわいそうな、いや、あわれな日本のサラリーマン(男女)。
日米の差は調査するまでもなく、日本の企業は圧倒的にリモート反対ですよね。
その理由はDX環境が整ってないし、整える気もないからです。対面でないしごとなど考えられないっていう、思い込みですよね。でも、日本企業にはそれがあっているのかもしれないですけれど。
要するにデジタル化はリモートワークの前提でしょ。
それが整ってないから、日本のサラリーマンはリモートワークの心地よさはわかっても、在宅でのデジタル環境がない部分、「やっぱ対面かな」っていうケースが多いと思いますよ。
岸田さん、DX+テレワークで経済改革を
そういう意味でも、DX改革というのをやりなさるならば、岸田さん、テレワーク推奨とセットにしてくださいね。
岸田さん、アメリカはどんどんリモートワークがこれから進み、日本とどんどん差がついてしまうよ。早くDXプラステレワーク革命で、オフィスの生産性を上げる運動をはじめて、それを経済成長戦略の目玉に位置づけなさいよ。
今日は大学の授業で、帰宅が遅くなるので早め(夜中3時だ)に記事をアップしてみました。
お読み頂きありがとうございました。
それではまた明日。
野呂 一郎