リライトのすすめ。(高校生向け)
この記事を読んで高校生のキミが得られるかもしれない利益:リライトって何?今年は日記を書くことから始めよう。いいことがあるはず。メモでもいい、キミの日常を書き残せ。
リライトのススメ
明けましておめでとうございます、って高校生のキミたちに向けて書くはずのこのnote、ご無沙汰しすぎているね。
今年はしっかり書くつもりなので、よろしくお願いいたします。
さて、今僕が何やっているかって言うと、あるビジネス関連の賞に応募するためにリライトしているんだ。
リライト(rewrite)って何かっていうと、自分が書いたものを違う表現で書き直すことだ。
これは、とてもいいよ。今日は高校生の皆さんに、これをおすすめしたいんだ。
今書いているのはマーケティングに関しての、本にする原稿なんだけれど、ここ2年このnoteに書いたマーケティング関連のリライトなんだ。
リライトなんて、・・ですという表現を・・だ、に直すだけじゃんか、と君は思うだろう。
それも立派なリライトだが、実際にやってみると、全く違う表現になるんだ。
特にある程度の量があり、それを本の原稿にするとなると、構成から見出し、キーワード、強調点などをつけなくてはならないから、同じ原稿が全く違ったものになる。
経営学的に言うと、リライトは違う価値を生み出すのだ。
僕の仕事は論文を書くことだけれど、論文がnoteに、本に、エッセイに、そして小説に変化する。これがリライトだ。
日記を始めよう
高校生のキミは論文だとか、本だとか、小説だとか、ピンと来ないかもしれない。
でもぜひ、今年は日記をつけてほしい。
それがいつの日か、必ず小説になる、論文になる、そして本になる。
大事なことは今日何が起きたか、そしてキミが何を感じたかを、それだけを記すことだ。
あらゆる書きものは、事実と意見からできている。
それを記す日記は、キミの創作活動の基本中の基本だ。
書くことに才能がない?
才能は書いているうちにでてくるんだ。
とにかく日記を書こう。
特に旅に出たら日記を書かないとだめだ。
僕は後悔しているんだ、高校生の時九州をヒッチハイクで3週間かけて回った。
その時に日記を書かなかったことを。
事実をその時の感情を記さなかったことを。
それがあれば、後でリライトして文学賞でも取れたかもしれないのに。(笑)
日記なんて大層なことじゃなくてもいい、メモでいいんだ。
でもそれを一生大事にするんだ。
キミの宝になるからだ。
それをリライトすれば文学が生まれ、学問が生まれ、世界を変えるイノベーションが生まれるかもしれない。
すべては、キミの日常を書き残すことから始まる。
さあ、僕のリライトは賞をとれるだろうか?
いや、もうそんなことはどうでもいいんだよ。
リライトすることで、すでに僕はいろんなものをもらえているからさ。
じゃあ、今年のキミの幸運を祈っている。
野呂一郎
清和大学教授/新潟プロレスアドバイザー