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スーパー不確実性の時代の資産形成のコツ。

この記事を読んであなたが得られるかもしれない利益:現代の経済は過去のパターンが当てはまらないという指摘。あなたの資産ポートフォリオはそれでいいのか。株式市場を信用するな。

バンピィな時代

投資家にとって、現代は資産形成には大変難しい時代になりました。

BusinessWeek2022年8月8日号は、ってちょっと古いですけれども、コロナの夜明けが見えてきたころの記事ですが、投資家にとって、現代の経済とは何かという問いを投げかけていて、大変興味深い考察をしています。

「不況かなんか知らんけど、備えよう」(Preparing for recession or whatever)という記事のタイトルが物語っているのが、今の時代であり、それに影響されている株式市場です。

今の市場を表す形容詞は、バンピィ(bumpyデコボコな、浮き沈みの多い、波乱万丈な)です。

英語でバンピィロードというと、でこぼこ道であり、何が起こるかわからない未来をあらわします。

バンピィロード、ジェットコースターと言ってもいいさ。https://www.google.com/url?sa=i&url

この2年間、パンデミックが起き、株の暴騰があり、40年ぶりのひどいインフレがあり、投資家は右往左往してきました。今でも市場は読めません。

この混乱の時代は、一見ポジティブな経済現象が、一転悲劇になります。

例えば成長率が上がっても、喜べないのです。

FED連邦準備制度理事会が「じゃあどのくらい金利を上げるか」になり、食品から住宅ローンまでみんな上がり、不況になり、企業の元気がなくなり、レイオフ(一時解雇)に走ったりする、そんな中央銀行でさえ、先が見えない時代です。

新しい経済用語の誕生の背景

景気を表す数字は悪くないのに、人々の気持ちは正反対で心配、不安に駆られている、今のような状況に名前がつきました。

あるSNSのインフルエンサーが名付け親なのですが、”バイブセッション(vibecession)”というんだそうです。

バイブは感情、セッションは行くという意味ですから、直訳すれば「感情が行っている状態」となります。

リセッション(recession)は後ろに行く、ですから不況であり、バイブセッションは、感情が行く、つまり前でも後ろでもなく、人間のナマの感覚で感じているのが真実だよ、という意味になります。

これは、あたらしい経済の見方であり、新しい経済学じゃないのかなあ。

わからないんですよ、今のアメリカ経済は本当に読めない。

景気は最悪、解雇も続く一方で、リモートワークで主導権を握っているのは労働者です。

「労働条件がプレパンデミックのままじゃあ、やめてやる!」、っていうワーカー優位という矛盾が混在しています。

前代未聞の不確実性の時代の到来、ということのようです。

さて、この時代の資産形成はどうしたらいいでしょうか。

俺流で、”あなたのポートフォリオをベストにする方法”と題して、この記事をまとめてみますね。

https://www.google.com/url?sa=i&url=https%3A%2F%2Fwww.renosy.com%2Fmagazine%2Fentries%2F4724&psig=AOvVaw1BxnvnlekP4mdJ7cLJcdxN&ust=1681568251399000&source=images&cd=vfe&ved=2ahUKEwie1cuDyKn-AhVWpVYBHXVGANsQr4kDegUIARDLAQ

バイブセッション時代の資産形成6か条

1.オンライン銀行に預金せよ

やっぱり経済は不況に入りつつあるから、備えないと。インフレっていうのは、預金がどんどん自動的に減るということ。

でも、Sofiっていうオンライン銀行なら、利息は1.8%、Marcusっていうゴールドマンサックスがやってるオンライン銀行は、最近利率を1.5%にバク上げしたよ。

https://www.google.com/url?sa=i&url=https%3A%2F%2Fmoneyforward.com%2Fmf_blog%2F20200727%2Fsofi-occ%2F&psig=AOvVaw2d5ciVHspeK_bkipWUHgCI&ust=1681568450884000&source=images&cd=vfe&ved=2ahUKEwiootviyKn-AhWaklYBHTPYCesQr4kDegUIARDGAQ

2.預金を増やせ


今後考えなきゃならないシナリオは、あなたがクビになることだ。

パンデミック前にはそんな事考える必要なんかなかった。でも今は最低1年分、できれば2年分の給与額を貯蓄に回せ。

3.株式に頼るな

あなたのポートフォリオ(資産形成の割合、株、債権、その他の金融商品の割合)はちょっと株式に偏りすぎてない?

ダメだ、株式市場はリスクが大きすぎるから、ポートフォリオを変えろ。

4.ディフェンシブ銘柄で我慢しろ

こんな時代、ディフェンシブ銘柄、つまり不況でも株価が変動しない、食品だの医薬品だの、電力、鉄道などのインフラ株を買っとけ。

買いが殺到して儲からないかもしれないけれど、案外掘り出し物がある。

狙い所を変えるんだ。

いつもはあなたが見向きもしない、消費財やヘルスケアの会社の株を買うことで、投資の視野が広がって、それが長期的な投資眼を養うことになる。

5.解雇に備えろ

この前もnoteで書いたけれど、アメリカはいまIT業界で解雇の嵐が吹き荒れている。今度はヘルスケア業界だとも言った。そうなりつつある。

解雇に備えろ、ポートフォリオどこじゃない。

6.人生財産構築プランを変えよ

伝統的な財産構築のやり方は、若い時にリスクを取ればよかった、つまり20代、30代でガシガシやればよかった。

損したってまだ先が何十年もあるってわけだ。

しかし、今は若者よ、冒険しちゃダメだ。

なにせ、2つの悪魔が待っているからだ。貯金の目減りと、解雇のおそれだ。

さて、いかがだったでしょうか。

アメリカの今は、日本のあした、です。

いや、すでに同じかも。

解雇のやり方こそ違うけれど、日本の経済もバイブセッション、だよ。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
じゃあ、また明日お目にかかりましょう。

野呂 一郎
清和大学教授/新潟プロレスアドバイザー







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