リクツか直感か。
この記事を読んであなたが得られるかもしれない利益:経済学は科学か。ナラティブ経済学とは何か。理論至上主義は、権威主義にすぎない。実感や直感こそが科学的真理により近い論。
経済学は科学か
この間、朝日新聞を読んでいたらこんなことが書いてありました。
「経済学は物理学に例えれば、ニュートン以前の状態にある」。
朝日新聞の偉い論説委員の方が書いておられる記事で、欧米の流行の言説を取り上げたものだったのですが、要するに経済学にいまだ確たる「科学」は存在しない、というのです。
その理由は「再現性がないこと」。
このことはよく言われますよね。
科学実験のように、条件を同じにして実験することができないから、そもそも社会科学などと言って科学を謳うな、という批判です。
論説委員の方は、こう続けます。
ナラティブ云々については、また今度やりましょう。
潜在意識論も悪くない
昨日「潜在意識リーディング」の話をしました。
速読すると潜在意識が働いて、自然にあなたに必要な情報を素早くくれるよ、という暴論だったのですが(笑)、僕が言いたかったのは、 「実感が大事だ」ということなのです。
経済学に限りません、学者に限りません、どうも僕らは「理論」「リクツ」ばかりに重きをおくんです。
ノーベル経済学賞の人がこういったから、とか、日銀総裁がそう考えるから、とか、日経新聞がこう言ってるから、とか、そんなのばっかり。
経済論文とやらは、偉い先生の引用のオンパレード。そんな権威の言葉で盛り付ければ、また偉い理論の出来上がりです。
そうじゃないでしょ、経済って、生き物でしょ。
いつ何がどう経済に影響を与えているなんて、わかるわけないでしょ。
僕はいつもこう言ってます。
だから実感が大事なんですよ。
潜在意識は、その延長上にあるんです。
それを潜在意識と言ってもいいし、「実感」でもいいじゃないですか。
権威にだけ裏打ちされたリクツを信じているうちは、成功なんてできませんよ。
実感は「直感」と言い換えてもいいんです。
面白いことに、結構note書いてると、「直感」「ひらめき」みたいのって出てきますよね。
今日の暴論も、その直感に従って書いてみたよ。
リクツか直感か、それが問題だ。
今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
では、また明日お目にかかるのを楽しみにしています。
野呂 一郎
清和大学教授/新潟プロレスアドバイザー