関暁夫に学ぶ「快適さという天使は実は悪魔だった件」
この記事を読んであなたが得られるかもしれない利益:アップルのARヘッドセット、これはマイクロチップに化けるかもしれないという件。快適さという天使は実は悪魔だったというお話。やりすぎ都市伝説の予言について。トップ画はhttps://qr1.jp/NPgOu8
アップルの方向を示唆した読者
この間、私はアップルの新製品拡張現実ARヘッドセットについて、「人間工学的なことを考えろよ」と批判しました。
つまり、人間の生理に合わないサングラスのお化けみたいなものを装着させる時点で、アップルは終わってるんじゃないの、との指摘です。
しかし、次の読者様の指摘ではっと我に返ったのです。
コメントを下さった荒尾さんは、MBAをお持ちで現役のマーケティング・コンサルをされている方です。
荒尾さんの指摘は、「アップルが3兆円のカネをこれからかけてこのビジョンプロの改良に取り組むのは、そこだ。
「つけているかどうかもわからない快適なギアだ」というわけです。
そうか、なるほどと思わされました。
私の浅慮を恥じると同時に、数年前に放映されたあるテレビ番組を思い出したのです。
関暁夫の予言
それは、「信じるか信じないかはあなた次第」という決め台詞で知られる、Mr.都市伝説・関暁夫氏がMCを務める「やり過ぎ都市伝説スペシャル」です。
2017年9月に放映されたもので、「人類は遠からずマイクロチップを体内に埋め込むようになるだろう」というものです。
番組では関暁夫自身が人差し指のわきにマイクロチップを埋め込む様子が放映され、スタジオでは悲鳴が上がりました。
関はこんなナレーションを始めます。
ビジョン・プロという新製品は、マイクロチップの進化系だったのです。
注射でマイクロチップを埋め込むことに比べれば、まだスキーゴーグルのほうがいいかも、です。
しかし、荒尾さんの指摘している改良版のビジョン・プロは、マイクロチップやスキーゴーグルの違和感を克服し、むしろ装着しているのが快適、もしくはファッションとして人に見せびらかせるようなものなのです。
「快適さをカネとテクノロジーのちからで実現した時、アップルの人類支配は現実の近づくのだぁ(関暁夫調で)」。
悪魔の太陽
僕はしばしば、北風と太陽の話を取り上げ、経営学的に正しいのは喜んでまんとを脱ぐ太陽である、と言い続けてきました。
太陽とは快適さの別名です。
しかし、太陽が悪魔だったらどうしましょう。
やさしい天然の放射で、人間をポカポカにしてくれるテイをとって、実はカネをむしり取り、自分のいいなりになるように支配することが本当の目的だったら、あなたはどうするんですか?
荒尾さんはそのことを問いかけているのです。
チャットGPTは便利ではないよ
快適さは、便利さとも言えますね。
我々はすでに企業が作り出した便利さにやられている、これは事実です。
でも、その便利で失っているものの大きさに、思いを馳せることも必要でしょう。
機械は便利さで人間を開放しました。
それは、肉体的な苦役からの開放です。
しかし、いま、新しい機械は人間を知的な労働から開放しようとしているのです。
それは自分で考えないで、機械に考えさせる方向です。
僕はこれは、便利でも何でもない、人類の退化、下手すると滅亡への道ではないかと危惧するものです。
知的怠惰こそ、人類を破滅させると信じるからです。
今日の近況(気まぐれに書く)
今日の近況って意味がおかしいけど、いいや(笑)。
今日、関暁夫がマイクロチップを入れた話をした時に、あれって注射で入れるんですよね。
でも、何が入ってるかわからないじゃないですか。
コロナワクチンだって、そうですよね。
コロナにかかりにくい成分が入ってるから、カラダにいいよって言われてますけど。
あんがい、政府に都合のよい様に何でも言うことを聞く成分が入っていたりして・・・。
注射を怖がる子供って、痛いからじゃなくて、そういうことを本能的に察知してるからじゃないか・・・
注射の成分を理解するリテラシーが求められる時代かも。
ってよけいなことを・・・
野呂 一郎
清和大学教授