とんかつ屋で見聞きしました②英字新聞置き忘れて考えた件。
この記事を読んであなたが得られるかもしれない利益:とんかつ屋でまたやらかしちゃった。大事な情報源のニューヨーク・タイムズを忘れてきちゃったんだ。それでいろいろ考えた。
紙は置き忘れる危険が
きのう、とんかつ屋でやっちゃいました。
ニューヨーク・タイムズの読みさしを、カウンターの下のスペースに置いておいたのですが、帰りしなに持って帰るのを忘れてしまったのです。
「あちゃー、近年にない絶対に読みたい面白そうな記事が載ってた号なのに、なんてこったぁ」と自らの犯した失策に頭を抱えたのです。
気づいた時はもう遅く、今更店に帰れませんし、電話もできない、明日には新聞の忘れ物など捨てられてしまうのが経験則なので、ここは諦めるしかないのです。
マーフィの法則
1990年代の前半、日本で「マーフィの法則」というのが流行りました。
まあ、言ってみれば、日常の「あるある」ですね。
マーフィの法則は結構、キテますよね。
飲み会の法則 : トイレに立つと、自分の席が占拠されている
誤字脱字の法則 : 画面上ではわからないが、印刷したとたんにわかる
今回のことで、僕もマーフィの法則を考えてみました。
「大事な情報に限って、なくす」。
最良のリスク管理は自分を知ること
BusinessWeekもいつも携帯しているのですが、バスの中で読んでいてそのまま居眠りして、慌てて目が覚めてバスを降りたら、置き忘れてたことも何度もあり、そんな時に限って超重要な情報が載っているのです。
「そんな重要な情報ならば、もっとリスク管理をしろよ、経営学やってんだろ!」とお叱りを受けること必至なわけですが、結局、今回のとんかつ屋で新聞忘れの件は、「食い気が知る気(情報収集欲)に勝っただけ」と分析しています。
偉そうなことを言っている僕の正体は、新聞よりとんかつが好きな俗物だったのです^^;
いわば「花より団子」です。
痴呆症の可能性も、捨てきれません。
noteを書いてるんだから、そこまでひどくなっていないとは思いますが、近頃冷蔵庫を開けて、「あれ、何探しに来たんだろう?」などということがままあるのです。
エルゴノミクス(人間工学)の観点からは、カウンターのテーブルの下には、置きスペースを作らないほうがいいと思います。
あの空間に物を置くと、人間の心理として、帰りにそこがチェックし忘れる”盲点”になると思うのです。
だから僕としては、とんかつ屋に入る前には、十全の準備(覚悟)をするべきだったのです。
本当に気持ちがあるか
しかし、こんなことは、実は些末なことなのです。
大事なものを忘れてきてしまうのは、やはりそれに重要性を感じてないのです。
どんなに口で「重要なものをなくしてしまった」等と言っていますが、とんかつほど重要でなかったのです。
僕はそれでも「いや、そんなことはない、あれはとんかつなんかよりよっぽど重要な、美味しい記事だったんだ」と言い訳しますが、忘れた事実がすべてを物語っているのです。
「情報は命より大事」、とまではいかないけれど、「情報はとんかつより大事」とはっきり言えるようになった時、僕はいいnoteを書ける様になるのかな、そんなことを考えた、昨日のとんかつ屋の顛末でした。
野呂 一郎
清和大学教授
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