子宮体ガン④〜病変が消失するまで〜

手術と飲み薬（ヒスロン）での治療開始。ヒスロンの副作用予防方法と数回の手術、その後に待っていた不妊治療の病院探しについてのお話です。

①ホルモン剤（ヒスロン）の副作用予防

子宮体ガン③で手術と飲み薬（ヒスロン）で治療すると書きましたが、このヒスロンという薬は副作用がたくさん！！血栓、体重増加、更年期障害のようなホットフラッシュやイライラ感、ウツ症状、倦怠感etc。特に言われたのが血栓ができたら治療終了、体重増加は3kg以内という事でした。（体ガン患者さんのブログを見ると体重増加で悩んでいる方が多いです…。）血栓は同じ姿勢（立ちっぱなし、座りっぱなし）が良くないとの事。デスクワークの私は水分補給＆1h毎に歩く（トイレ行くくらいでOK）ようにと言われました。あと、むくみは前兆らしいので必要であれば加圧靴下を履くようにとのこと。そして今回を良い機会だと思い本気ダイエットを開始。今までは食事を減らして運動を少しするダイエットで失敗しまくりだったので、家で出来る筋トレ＆ヨガ（全てYoutube）をほぼ毎日行い、食事はタンパク質多め＆米は1食80gまでという生活にし、血栓＆体重増加の予防に成功！！幸運にもその他の症状は全く出ませんでした。（ホットフラッシュなのか基礎代謝が上がったせいなのか汗はかきやすかった…。）

【point】
・血栓だけはできないように気をつける！同じ姿勢NG、加圧靴下の利用etc
・なんらかの症状がでた場合は軽くても主治医に相談する！

②2回目、3回目の手術

2回目は4ヵ月後に病変確認＆治療の手術。これでガンが消失してれば終了！薬の効きも良かったので期待していましたが、残念ながらまだ異型内膜増殖症がいました…。でも子宮内膜は最初の手術時はとってもボコボコしていたのが、ほぼ均一の厚みになってキレイだったそうです。経過良好とのことでヒスロン続けながら3回目の手術へ！次回は2ヵ月後！！！
いよいよ3回目の手術。とれた内膜も少量でとても内膜が綺麗な状態とのこと。後日、ドキドキしながら結果を聞きに行くと「治療終了です！」の嬉しい一言。ヤッターーー！！！1ヵ月後にMRIでガン転移ないかの確認、その間の基礎体温＆生理の有無を確認して治療終了。その後も定期検査はずっと（最低5年間）続きます。

【point】
・薬の効きが良くても病変は消えにくい。手術を繰り返すはよくある。（私の場合はグレード×年齢からすると平均的な長さ。）私の主治医いわく、1年治療しても病変消失できない（ヒスロンの効きが悪い、手術してもすぐに子宮がボコボコになるetc）場合はガンの悪化が急に起こる場合もあるので子宮全摘を検討した方が良いとの事。
・薬は必ず指定された量・回数を時間を守って服用する。

③治療終了！不妊治療の病院選び

治療終了を伝えられた日、不妊治療の病院探しについても進めておくようにと言われました。なぜなら体ガン・異型内膜増殖症は再発率が高い！しかも人によってはすぐ再発…。妊娠期間中はその間にでるホルモンのおかげで病気を押さえ込めるとの事。妊娠ってすごい！！！で、主治医オススメの不妊治療病院（専門領域ではないが、今まで体ガン克服患者の人を紹介し妊娠実績のある病院）もいくつか聞き、自分でも病院探し。資料を取り寄せたり、無料相談を行っている病院に行ってみたり。で、ココ！という病院を決め、主治医に紹介状を書いてもらい（とっても分厚かった！）いよいよ不妊治療へ！不妊治療の病院探しについては後日詳しく書きたいと思ってます。

【point】
・体ガンは再発率が高い！（80％くらい）治療完了後はすぐに不妊治療へ。
・主治医のオススメ不妊治療の病院も聞いてみる。（ただし専門領域ではない場合は自分でもいろいろ探す。）

次回、最終回です。子宮体ガン⑤〜体ガンになって変わった事〜について書きたいと思います。

子宮体ガンの話一覧】
・子宮体ガン①〜子宮にデキモノ！？〜
・子宮体ガン②〜大学病院をはしご！？〜
・子宮体ガン③〜名医に出会う〜
・子宮体ガン④〜病変が消失するまで〜
・子宮体ガン⑤〜体ガンになって変わった事〜

※私が治療した時点での情報・私が知り得る知識の中で記載しておりますので、知識の浅さ・情報や言葉の間違え等はご了承いただければと思います。