Corvara
バルセロナから帰り数日ミラノの夫の実家に滞在した。次の目的地はミラノからゆっくり車を走らせて約4時間、Trentino州にあるCorvara(コルヴァーラ)という街。
寒い。灼熱のバルセロナから一気に爽やかな10度ほどの山へやってきたので身体がおどろいている。宿に着くとすぐに荷ほどきをし、近くのスーパーへ買い出しへ行った。
連れはワインを選ぶのにかなり時間をかけているので私はパンチェッタなどを買いにお肉コーナーへ。アメリカ人の親子に話しかけられる。
「ボロネーゼソースを作りたいのだけど、お肉の名前が分からないのでオーダーできない。教えてくれないかな。」
どこの国でも良く話しかけてもらう私は役に立てるのがうれしくて、
「ボロネーゼなら挽き肉が必要ですね。あなたの順番が来たらオーダーしますよ。」
順番を待っている間しばらく話しているとその親子は夏休みをしばらくイタリアで過ごしていて、山登りのために家族でトレンティーノに来たと話してくれた。
お肉を買いワインもようやく決まったようなのでレジへ並ぶ。イタリアはみんなゆっくり働いていているので列は長い。でもみんなバカンスでここに来ているので怒る気配もなく楽しそうに話しに夢中になっている。
夕食のまえに肉屋で買ったもう1つの「スペック」というお肉をワインとチーズとともにいただく。薄く切ってもらったのでたくさん食べてしまいそうであぶない。この後にメインの「カルボナーラ」が待っているというのに。
パンチェッタをカリカリに焼いたもの、卵、チーズをパスタに絡めて出来上がり。日本でパンチェッタ(燻製ベーコン塩漬け)はなかなか手に入らないのでこのバカンス中にあと一度は食べたい。
明日は朝から山へ行く。頭を空っぽにして大きく深呼吸をして山道を歩こう。
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