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Notion で(自分なりの)タスク管理をシンプルに始めよう!(入門編)

突然ですが、あなたは、普段、何か「タスク管理アプリ」を使っていますか?

使っているなら、そのアプリに、十分に満足できていますか?

新しいアプリがリリースされる度に試してみては、しっくりこず、
次から次へと乗り換えていくばかりで、一向に安定しなかったり、

もう長く使い続けているからと言って、
多少不便であっても、なかなか抜け出せなかったりしてはいませんか?

結局のところ、本当に自分に適したツールは、自分で作るしかないのです。

でも、プログラミングを勉強して、自分でアプリを作るのはハードルが高いし、
いきなり、そこまでする気にはなれないかもしれません。

そんなあなたに、ぴったりの「折衷案」があります!

というわけで、Notion でタスク管理を始めてみませんか?


オススメの始め方

しかし、Notion でタスク管理をすると言っても、
個人的には、誰かの作ったテンプレートに依存するのは、あまりオススメしません。

なぜなら、それでは、

新しいアプリがリリースされる度に試してみては、しっくりこず、
次から次へと乗り換えていくばかりで、一向に安定しなかったり、

(上述)

というのと、同じような状況になりかねませんよね。
アプリの部分が「多種多様な Notion のテンプレート」に置き換わっただけです。

厳密に言えば、別にテンプレートを使ってみることから始めても構わないのですが、
もし、それで上手くいかなくても、諦めないでください。

つまり、Notion が優秀なのは「自分なりにカスタマイズできる」という点なので、
少しずつでも、その方法を学んでいってほしいのです!

そして、そのためには、ともかく簡単なものを「作ってみる」のが一番だと思います。
そこから、自分なりに「拡張していく」といった方針ですね。

ただ、テンプレートを使わないとなると、
一体、どこから手をつけていけばいいのか、迷ってしまう人も多いでしょう。

そこで、本記事では、とりあえず「入門編」として、
ごくシンプルな「タスク管理システム」を作成する手順を、ご紹介いたします。

タスクデータベースの作り方

まぁ、タスク管理システムなどと言っても、その実態は、ただのデータベースです。
まず、新しいページを作成して「/d」と打ち「テーブルビュー」を選択してください。

「テーブルビュー」を追加する

データベース名は、適当に「タスクリスト」などとしておきましょう。

データベース名を「タスクリスト」とする

右上の「…」メニューから、フォントや左右の余白を縮小するのはお好みで。
もちろん、そもそも Notion 自体が「ダークモード」である必要もありません。

フォントと左右の余白を縮小する

それでは、このテーブルに、新しい「列」を追加していきます。

列の「+」ボタンから、種類として「日付」を選ぶと、右にポップアップが表示され、
名称や設定を変更できるので、まず「開始日時」を入れる列を作ってください。

「開始日時」プロパティを追加する

ちなみに、ここで「列」と呼んでいるのは「テーブルビュー」で表示しているからで、
Notion における正式な呼称は「プロパティ」です。

次に「ボタン」プロパティを使って「開始」ボタンも作成しましょう。

「開始」ボタンを追加する

この「ボタンのクリック」時に、現在時刻を「開始日時」列へ入力させるには、
ポップアップの「アクションを追加」から「開始日時」を選んで「今」を選択します。

ボタンに「アクションを追加」する

たったこれだけで、タスクの「開始日時」を記録するツールができました!
ボタンを押して、動作を確認してみてください。

タスクの開始日時を記録する

では、同様にして「終了日時」も記録できるように、列やボタンを追加できますか?

また、種類「ステータス」のプロパティを追加すれば、進行状況も簡単に表せます。

「ステータス」プロパティを追加する

しかし、このままだと、手動でステータスを選択しなければならないので、
各ボタンを押した時のアクションで、自動的に更新するステップを追加しましょう!

既存のプロパティを編集するには、列の名前、例えば「開始」をクリックするか、
テーブル右上の「…」メニューから「プロパティ」→「開始」と選択してください。

すると、下の方に「別のプロパティを編集」という項目があるので、

「別のプロパティを編集」する

ここで「ステータス」を選択し、開始の場合は「進行中」に変更するようにします。

そして、終了ボタンの方も「終了日時」を「今」に「ステータス」を「完了」に、
自動的に更新されるよう、設定しておきましょう。

「終了」ボタンを編集する

これで、ごくシンプルなタスク管理システムは、完成です!

ごくシンプルなタスク管理システム

スタートラインから先への進み方

さて、これで、Notion でタスク管理を始めるスタートラインには立てたでしょうか?

ここから先は、色々と試しながら、自分なりにカスタマイズしていってください。

例えば、「数式」プロパティを使えば、終了日時から開始日時を引いて、
実行時間(分)のような列を追加することもできますよ。

dateBetween() を使って「実行時間(分)」を表示する

もちろん「私なりのカスタマイズ」についても、順次 note で公開していく予定です。
乞うご期待!

おまけ(本題)

なぜ「チェックボックス」や「ボードビュー」を使わないのか

今回作成したタスク管理システムは、開始日時と終了日時を記録するもので、
ひょっとしたら、あまり馴染みのない人もいるかもしれません。

テーブル右上の「…」メニューから「レイアウト」→「ボード」と選択すると、
よくある「ボードビュー」に変換できますし、

「ボードビュー」に変換する

もっと簡単な ToDo 管理なら、各タスクに対して「チェックボックス」さえあれば、
終わったらチェックしていくというだけで、事足りるかもしれませんね。

しかし、もしあなたが、今まで「タスク管理アプリ」を転々としてきたなら、
というか、タスク管理や時間管理に、悩みを抱えているのであれば、
あるいは、そのような「方式」のせいで、上手くいかなかったのではありませんか?

少なくとも、その可能性があるなら、
今回、作り始めたような「別のメソッド」も、試してみる価値はあります。

これこそ真の「スモールスタート」とも言えるのではないか

今後「私なりのカスタマイズ」を紹介する中でも、説明していく予定ではありますが、
詳細を早く正確に知りたい!という方には、次の本をオススメしておきましょう。

要するに、タスクを単なる「ステータス」だけで分類し、管理するのではなく、
開始と終了の時刻を記録しながら、目の前の作業に集中を促すというのは、
何を隠そう「タスクシュート」のアプローチ(の一部)だったのです!

当然、今回だけでは、ツールとしても、まだまだ完成には程遠いのですが、
Notion での実践を通じて、これから少しずつ、解説していきたいと思います。

本書では、最初は「毎日3つだけ」タスクを追加し、記録してみることを推奨しており、
そのように「小さく始めること」を「スモールスタート」と呼んでいるのですが、

本記事で紹介したような、シンプルなシステムから始めれば、
まだ使いこなせなかったり、自分にとって不要な機能などに目移りしにくいため、
ツール自体も「スモールスタート」できる!と言えるかもしれませんね。

それは、実は、Notion というアプリについても同様で、
多機能すぎて、どう使ったらいいか分からない!という人も多いようですが、

とりあえず、ごくシンプルにタスク管理を始めて、
各タスクについてのノートを書いてみる、というのは、いかがでしょうか?

どうして「タスクシュート」を Notion でやるのか

まぁ、もちろん、タスクシュート用のアプリなどは、すでに割と充実しているので、
そもそも、それを使ってもらえるなら、いったん、それでもいいのですが、

私としては、ツールの「カスタマイズ性」を、もっと重視したいところですし、

Notion でタスク管理を始めようとしている人を、さり気なく誘導し、
いつの間にか「タスクシュート」していた状態にする、というのが目標でもあります。

つまり、これは、そういうトラップだと言うこともできますね。

いや、本当は、最近ハマっている「自分なりの Notion 活用法」を、
誰かに聞いて欲しいだけなのかもしれませんが。笑

逆に言うと、Notion の問題点は、あまりにも楽し過ぎるというところです。
私は「タスクシュート」実践の場を Notion に移したばっかりに、沼にハマりました。

ともあれ、良ければ、次の記事でお会いしましょう!

ではまた。

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