見出し画像

Notion で(自分なりの)タスク・時間管理を行う「新たな」方法(改良案検討編)

実は、前回、前々回は、マガジン外の記事として、「タスクシュート総決算 2024」の感想というか、自分なりのまとめを書いたのですが、
おそらく、同じく参加された方を中心に、たくさん読んでいただけたようで、嬉しい限りです!

個人的に、特に印象に残ったテーマを、抽象的に語っていることもあり、
参加していなくても、何かしら得るものはあるかもしれないので、良ければ、軽く覗いてみてやってください。

それで、このマガジン的には一週間以上あけて、戻ってきたわけですが、次に書こうと思っていた(書きかけの)記事は、いったん措いておき、

今回は、上の前後編の記事、それぞれに書いた、二つの「来年の目標」というか、抱負を振り返りつつ、
改めて、タスクシュートメソッドをベースとした「ルーチン管理システム」である「RoutineGarden」を、
これから、いかに改良していくかについて、考えてみたいと思います。

まぁ、基本的には、タスクシュートの実践方法を、これを機に、多少なりとも見直していこうという話であり、
そのために、ツールの実装レベル(Notion)でも工夫できる点がないだろうかと、とりあえず、検討してみるような感じですね。

これは、「考え方」が変わったなら、「やり方」を変えてみれば、「あり方」も変わってくるのではないか、といった方向性と言えるかもしれません。

ともあれ、油断すると、前置きをいくらでも長く書けてしまいそうなので、早速、始めていきましょう!


プランやルーチンの縛りを緩めるために

まず、上の記事の前編で書いた内容には、ある意味、これまでの前提を覆すような部分があったので、その辺りから、復習していきます。

元来のタスクシュートでは、今日のプランを作成したら、後は、上から順番に実行していくだけ、というのが理想とされていたように思いますが、
総決算で提示された「シン・タスクシュート」においては、そんなものは、ある種の「幻想」だし、目指すべきでもないのではないか?と考え、
むしろ、破壊と創造が「自然に」繰り返されていく方が良く、「シュート」というよりは「サーフィン」に近いと、再定義されました。

少なくとも、何かに縛られ過ぎるのが良くないのは、確かでしょう。

まぁ、そのこと自体は、ある面では、分かっていたことでもあるのですが、
重要なのは、それを「基本姿勢」とした方が良いのではないかと、あえて、推奨する場面も出てきたという点です。

なんというか、マインドとバランスの問題とも言えるのですが、
となれば、それが実践しやすいように、ツールとしても、何かしら、そう促されるような仕組みがあるに越したことはありません。

特に、「RoutineGarden」では、もともと「ルーチンを育てる」ことに重きを置いているため、
ここのところは、改めて、しっかりと考えておく必要がありますよね。

つまり、極端に言えば、これは、プランのほとんどがルーチンから作られ、
その通りに過ごせることこそを理想としているのではないか?と見られても、全く仕方のないようなシステムなので、
そのような誤解を警戒して、し過ぎるということはないでしょう。

もちろん、最終的には、使い方次第なところも大きいのですが、
だからこそ、やはり、最初に思い付くのは、そういった意識を変えていくために、「レビューのしやすさ」を改善するということです。

ルーチンより、プランより、ログを重視すると言いながらも、どれほどレビューに力を入れられているか?と聞かれると、
正直、私は、タスクの実行に囚われていたところがあるかもしれません。

まぁ、最初は、とにかく着手することから始めてみるというのは、別に間違ってはいないと思うのですが、
そろそろ、次のステップに進もうというわけですね。

そうは言っても、様々なアプローチがありますが、少なくとも、日々、ルーチンによる「反復」の中に生じる「差異」をも楽しんでいくためには、
そもそも、ログを、より見やすく可視化していく必要はあるでしょう。

簡単に言うと、例えば、1日を振り返りを、ゲームのリザルト画面を見る時のように、もっと「面白く」していこうという話で、
厳しい結果ではなく、楽しいレビューが控えていると思えれば、破壊と創造への抵抗感も、自ずと減っていくのではないでしょうか?

```mermaid
flowchart
    routine[(ルーチン)] -->|表示| plan(今日のプラン)
    plan -->|実行・破壊・創造| log[(ログ)]
    log -.-> review([レビュー])
    review -.->|削除・更新・追加| routine
```

どういったレビューシステムを構築していくかなど、具体的な方法については、まだまだ、これから検討を重ねていく予定ですが、
ともかく、総決算の「オープニングアクト」や、講演を聴き、今更ながら、その辺のモチベーションも、上がってきたと言えるでしょう。

他人のためのタスクを優先するために

次に、後編の記事に書いた内容を受けての、改良案ですが、こちらの方が、単純と言えば、あまりにも単純です。

そもそもの思想的な話については、前述の記事や参照先に譲りますが、
すなわち、「他人のためのタスク」を増やすこと、そして、それに喜びを見出していくことが、私の「来年の目標」の一つなので、
その成果を計るためにも、そのようなタスクを区別する必要がありますし、
実のところ、それを可視化すること自体が、幸福感を生む「トリガー」にもなり得るのではないでしょうか?

それは、レビューにおいてだけでなく、タスクの実行時にも言えることで、
ただの面倒な、あるいは退屈なタスクの一つとして捉えるのではなくて、
これは「他人のためのタスク」であり、ということは、それだけで価値のあるものだと、再認識した上で、着手することも可能となります。

元々、それ以外のタスクは、自分のためだったり、自分でも期待感を抱いているものだったりするため、
結果として、これで、例えば、仮にどんな割り込みが入ってこようとも、必然的に、全てのタスクが、自分の幸福につながることになるわけです。

ゲームに例えるなら、ほとんどチートとも言えるかもしれません。

もちろん、そもそも幸福を目指すべきなのか?という問題もあり、幸福を追い求めるあまり消耗しているようでは、本末転倒ですが、
それって、多分、他人のためのタスクを不快なものとし、自分のことばかりに執着していることが、根本的な原因なんですよね。

要するに、幸福とは、なるものではなく「気付く」ものとも言えて、そのために何が必要かと言うと、
人の記憶に頼るべきではなく、人の思い込みの激しさも考慮するなら、当然ながら、管理と可視化が大切となります。

具体的には、なんらかのタグを、各タスクに付けていって、整理したり調整したりなどしていこうかと考えているのですが、
細かい点については、「RoutineGarden」を改良して試しながら、徐々に紹介していくとしましょう。

まぁ、実際には、どのような影響が出るかも、やってみなければ分かりませんし、いつもの如く、焦らず、のんびり進めていきたいと思います。

もとより、「来年の目標」ですからね。

まとめ

さて、以上の改良点をまとめると、「他人のためのタスク」にこそ、意識して取り組めるように、あえて、それらを強調する手段を実装し、
その上で、プランやルーチンに、継続的な破壊と創造を促すためにも、特にレビュー周りの機能の拡張を考えていく、といった感じでしょうか。

実は、プランやルーチンの縛りを緩くするための方法としては、まず、「今日のプラン」の表示の仕方というか、
別に、上から順番に実行しなくてもいいし、いっそ、見積もり時間さえ気にしなくてもいいという風に「見せる」ことも考えており、
例えば、「終了予定時刻」は、セクションレビューをする時にだけ見られるようにするなど、他にも色々と、検討の余地はあります。

そのレベルで、試行錯誤が可能なのも、Notion でタスクシュートを実践していくメリットの一つかもしれませんね。

ところで、このように、私も多大なる刺激を受けた、「タスクシュート総決算 2024」のセミナーについては、アーカイブ動画も販売されているので、
気になったら、購入して、合計、約4時間にも及ぶ、その濃密な内容を、是非とも、ご堪能ください。

タスクシューターでも、そうでなくても、タスク・時間管理に対する見方が大きく更新され、
ひいては、人生観まで変わってしまう、キッカケになるかもしれませんよ?

ではまた。

いいなと思ったら応援しよう!