死を美化しすぎ
世間は死というものをあまりに美化しすぎだ。
特に映画や小説ではその傾向が顕著に思える。
Youtubeの広告で「泣けると話題の小説がついに映画化!」と出てた。
死をベースとしたラブストーリーらしい。
そんなものを見ると僕は腹が立ってしょうがない。
全人類共通の恐怖である「死」というもので感動の映画なんて生ぬるい。
死をテーマにした映画や小説なんて感動するに決まってる。泣けるに決まってる。
泣くとその映画をいい映画と人は勘違いする。
そういう映画を見て感動していた。そういう映画を見て泣いてばかりいた。
そういう映画が好きだった。そういう映画が良い映画だと思っていた。
僕は死を美化しすぎていた。そのせいで
世間よ惑わされるな 現実はもっと酷だぞ 何の前触れもなく来るぞ
怖いぞ 恐ろしいぞ 何もできないぞ 何もできやしないぞ
怖いぞ 恐ろしいぞ 何もできないぞ 何もできやしないぞ