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FaceEditを搭載したRope-Nextインストール手順

元動画やswapした顔を好きな表情に変えることができるFaceEditを搭載した新バージョンのRope-Nextインストール方法です。

表情を作れる「FaceEdit」を搭載のRope-Nextの概要は以下記事にて

本記事について


御自身のパソコンにインストールする形です。またすべてのソフトは無料のため月額費用も掛かりません。
難しい手順はないので、ディープフェイクを使ってみたい、FaceEditを触ってみたい方はこちらの手順を見ながら構築頂ければと思います。

必須環境

(1)ハードウェア
gpu(Nvidia)
TensorRTによる処理高速化したい場合はRTX3000番台以上が必要です。

(2)ソフトウェア
git for windows
visual studio code
CUDA Toolkit(11.8 or 12.4以上)
cuDNN(CUDAに対応したバージョン)
ffmpeg

上記ソフトウェアはインストールされている前提ですので
事前にインストールしておいてください。
なお、pythonはrope-nextに同梱されているため不要です。

Rope-Nextインストール手順


1.必要フォルダの作成
(1)Rone-Next用のフォルダ作成
以下のフォルダを作成してください。

c:\deepfake

(2)作業用テンポラリフォルダ作成
以下のフォルダを作成してください。

c:\tmp

2.TensorRTのインストール
(1)Nvidiaアカウント作成
TensorRTのダウンロードにNvidiaアカウントが必要なため、
以下でアカウント作成をしてください。登録は無料です。

画面右上の「Join」を押します。

以下画面になるのでログインアカウントになるメールアドレスを入力してください。(この後に登録画面に遷移します)

以下になるのでアカウント登録をしてください。

この後、プロフィール入力などがあるので適宜行ってください。

(2)TensorRTのダウンロード
登録が終わったら以下よりTensorRTをダウンロードしてください。

以下画面になるのでAvailable VersionsからTensorRT 10を選んでください。

以下になるので「I Agree…」をチェックオンしてください。

ダウンロードリンクが現れるのでZip Packages for WindowsからCUDAバージョンに合う方をダウンロードしてください。ファイルは1.2GB程です。

ダウンロードが終わったらファイルを以下に移動させてください。

※重要※
以降の手順でTensorRT-10.4.0.26フォルダはバージョン名を入るため、
適宜読み替えて作業をしてください。

(3)TensorRTの解凍

ダウンロードしたファイルはzip形式のため解凍してください。
バージョン名を含んだフォルダが生成されます。

(4)ファイルの移動

先程解凍してできたフォルダ(TensorRT-10.4.0.26)を以下の場所に移動させてください。このフォルダはCUDAのデフォルトインストール先です。
このフォルダが無い場合は先にCUDAのインストールを行ってください。

C:\Program Files\NVIDIA GPU Computing Toolkit

尚、移動するときに下記エラーが表示される場合がありますが「続行」を押下し移動させてください。

以下のような構成になります。
尚、このフォルダにはCUDAフォルダが既にあるかと思います。

(5)環境変数の登録
TensorRTを有効にするため環境変数を3つ登録します。
まずスタートボタンを右クリックし、メニューの「システム」を押下し
右のメニューにある「システムの詳細設定」をクリックしてください。

以下画面になるので「環境変数」を押下します。

以下画面になります。

下側のシステム環境変数の「新規」ボタンを押下してください。

以下画面になります。

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