Rope別バージョンRope-Next登場!表情を作れる強力な機能「FaceEdit」搭載
Ropeからフォークし、新機能追加や処理高速化などを搭載し、新バージョンのような形でRope-Nextがリリースされました。
顔入替も前バージョンPearlより細かく設定出来るようになり、より綺麗に、より追従し、より違和感なくスワップするようになっています。
Rope-Nextでディープフェイクを楽しみましょう!
Rope-Nextの高速化
CUDA12系の対応そしてTensorRTへの対応でTensorRT処理時は高速になり、そしてVRAM使用の削減ができるとのこと。
実際に私の環境でTensorRTを有効にしてテストするとRope PearlでVRAM使用9GB程でしたがRope-NextのTensorRT使用時はVRAM4.6GBで収まりました。またswap処理時間はRope Pearlで504secかかったのに対し、Rope-Nextは469secで35secも速くなりました。
Rope-Nextの新機能
新たな機能としてFaceEditを搭載。
動画の一部シーンです。小さいですが映像右下のフレーム数140をおぼえておいてください。色んな画面出ますがすべて140で動画が進んでいないことがこのフレーム数で確認出来るかと思います。
まずは何も普通の状態
顔を傾けます。正面から角度が変わっているのがわかるかと思います。
今度は少し傾げるような仕草
笑顔
口を閉じようと限界まで操作したところ・・・
口を開けた表情
まゆを上にあげた様子
逆にまゆを下に。しかめっ面のような表情も
目線も変更できます。
視線を落とし伏し目がちな表情も
まぶたを閉じる
ウインクも
大半の表情が作れるのがお分かりになるかと思います。
また面白いのがfaceswapをした後のみならず元動画に対してもedit可能!
AI動画編集ソフトとしても使えそうです。
このFaceEditのみならずfaceswapに関するパラメータも大幅に増えてます。
Restorerを二段がけできるようになり、swapの画質がより綺麗になります。Face Parserを見るとPearlでは輪郭と口のみでしたが輪郭や首、目も片目ずつ、鼻にくちびるも上唇、下唇と細かく制御できるようになっています。
Color Adjustmentsも細かく設定できるようになっています。ノイズを入れることもできます。そしてAuto RotationやLandmarksを有効にすることで顔の追従が外れにくくなり、かなり追ってくれるようになっています。
処理の高速化が進み、生成面ではより細かく制御出来、そしてFaceEditで表情の作りこみも出来るようになったRope-Next。
Rope Pearlの共存も可能ですので是非使ってみてください。
Rope-Nextのインストール手順は以下記事にて