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【うろ覚えあらすじ】ものすごくうるさくてありえないほど近い

今日は911。2001年アメリカで起きた同時多発テロ事件の日。

その数年後に「ものすごくうるさくてありえないほど近い」
という映画が公開された。
かなり印象的な映画だったと記憶している。
今回はそのあらすじをうろ覚えでアウトプットしてみようと思う。
記憶が頼り。私の印象、忘れていたり、間違っていたりすると思うけど。

ネタバレが嫌だという方は、これ以下を読まないほうがいいと思います。

読んでくださる方には、あくまでも私の記憶で書くので、
登場人物の名前とか憶えていないし、検索などせずに書くので、
間違いや勘違いもあるだろうし、肝心なところが抜けている、
ざっくりしすぎ、順番が違うところもあると思います。
ごめんなさい。気にしないでくれると嬉しいです。
では始めますよ。長くなります、たぶん。


主人公はニューヨークに住んでいる10歳くらいの少年。
お母さんとお父さんとマンションで3人暮らし。
両親の仲は良い。
少年はお母さんとは仲良くないが、お父さんはとても良好な関係。
少年はとても頭がいいけど、サヴァン症候群?
自分で考えて解決方法を編み出したり
時々止めどなく早口で話すこともある。
一方こだわりが強くてできないことも多い。
例えば、橋が渡れない。ブランコに乗れない。地下鉄に乗れない。
落ち着くために歩きながらモンキータンブリンを鳴らす、など。
お父さんはジュエリーショップ?骨とう店?質屋?を経営。
新聞をよく読んでいていて、少年と謎解きをよくする。
とても気が長くて、謎解きの答えや、少年のことを待つことができる。
また、少年が謎解きをする過程でNYの公園で知らない人に
話さないと解けないことがある。
少年は何とか会話することができる。
お父さんは、それもコミュニケーションの課題の克服と
いう風にとらえている。

そんな中2001年9月11日。
少年は朝学校に登校するが、テロ発生で早く下校させられる。
家に帰ると家族は誰もいなくて、家の固定電話の
留守電に父からのメッセージが入っている。
父はたまたまワールドトレードセンターの上の方の階を
訪れていたところだった。でも、無事を伝えるために電話してきた。
ビルの中で助けを待っているようなことを録音。
その後何度も父から電話が掛かるが、少年は受話器を取ることが
できず、何度も留守電録音になる。

少年の母は仕事で留守。同じく少年の父である夫から彼女の
携帯に電話が掛かる。無事の知らせだが、妻は心配。
早く逃げて帰宅するように促す。

何度目かの父からの電話が、留守電に録音されるとき、
少年はテレビでワールドトレードセンターが崩壊する映像を見る。
少年は父の声が録音された電話を隠してしまい、
全く同じ機種の電話と交換してしまう。
(母には録音された父の最後の声を聞かせていない。)

その後しばらくして、父親の死後、月日がたっている様子。
父の墓参りに行くけど、遺体の回収ができず、墓の中は空っぽ。
家の父のクローゼットは、母がまだ夫の死を受け入れられず、
そのまま残している。
少年がクローゼットに入る。父の服の感触やにおいを確かめる。
棚の上に壺があって、それを取ろうとするも、落として割ってしまう。
すると中から封筒が出てきて、その封筒から鍵が出てくる。
少年はそれが父が遺したものとして何の鍵なのか探索を始める。
封筒には父の字で「BLACK」とある。
少年はそれが苗字であることを確信してNY中のブラックさんを
訪ねてみることにする。電話帳からNYのブラック姓の人は
数百人いるけど、少年は効率的に訪問する方法を編み出す。

まずは一人目。黒人女性。離婚するところ。泣いている。
少年は訪ねてきた理由として911で亡くなった父のこと、
父が鍵を残したことを説明する。
鍵については女性は心当たりなし。
訪問したという記録に少年は写真を撮る。

訪問→訪問理由説明→記録写真
を何度も繰り返すが手がかりなし。
記録をノートにまとめていく。
そのうち、今までできなかった橋を渡ったりすることが
少しずつできるようになってくる。

少年のマンションの部屋から見える別棟に父方の祖母が
住んでいる。ある時、祖母は余った部屋を老人男性に貸すことにした。
だが、その老人男性とは決して話してはいけないとも言われる。
そんな、「ダメと言われたらするよね。」の法則で少年は老人男性に
接触する。老人男性は聞くことはできるが話すことはできない。
老人男性は幼いころ、戦争で両親と避難していたところ、
目の前で両親が爆死してしまい、ショックが大きすぎて声を失った。
それ以来自分で話すときは筆談。その筆談用のメモが山ほどある。
片方の手のひらに「yes」反対の手のひらに「no」と
入れ墨をして、簡単な会話はこれで成り立っている。
その後少年は、この老人男性に境遇を話して
ブラックさん探しをこの老人男性とすることになる。

2人でNY中を探すうちに、少年のこだわりは少しずつほどけていく。
地下鉄に乗れなかったけど、老人男性は疲れやすいからと地下鉄に乗る。
今まで少年ができなかったことが、少しずつできるようになっていく。
いろんなブラックさんと話す。大体は良い人。亡き父のことを話すと
大体同情してくれたし、自分の境遇を語ることもあった。
少年の訪問が癒しになることもあった。ちょっと変わっている人もいた。
でも、どれも探し求めているブラックさんではない。
そのうち、老人男性は自分の祖父(父の父親)であることがわかる。
また、少年は生前の父が持っていた新聞の切り抜きから、
ブラックさんのヒントを得る!!

そのブラックさんを訪れるとなんと一番最初の黒人女性だった。
今ではもう別れてしまった当時の夫が、探していたブラック氏だった。
そのブラック氏に少年は会う。
ブラック氏の父親はテロ事件よりも前に病気で亡くなった。
その遺品セールで、少年の父が壺を買った。
後に、その壺の中にブラック氏に宛てた金庫の鍵が
入っていることを知るも、遺品セールで売った相手の手がかりがなく
新聞の「探しています」の広告欄に出したことが分かった。
一方少年の父は、毎年結婚記念日に少年の母にプロポーズをする愛妻家で、
その時の贈り物としてブラック氏からあの壺を買ったということがわかる。
結婚記念日は9月11日よりも後の日付だったので、少年の父は
結婚記念日まで、その壺を自分のクローゼットの棚に隠しているところだった。

ということで、鍵の謎は解けた。
とはいえ、鍵に守られたものは、
お父さんが少年に遺したものではなかった。
少年は訪れたNY中のブラックさんの記録やエピソードをノートにまとめた。
それだけが残っただけだった。
…が、実は少年の母もこっそり少年のブラックさん探しをサポート
していたことがわかる。少年の探検の目的とその過程を理解し、
訪問先を先回りして安全であることを確認していたのだ。
それまであまり母との関係がよくなかったけど訪問先の人達の
特徴などを共有して打ち解ける。
少年は、これまで訪れた多くのブラックさんに鍵の謎が解けたことを
報告する手紙を書く。
みんなそれぞれ悲しみや失った人の痛みなどを抱えて生きている。

ラストで、少年が生前の父としていた謎解きの答えを
きっかけに、ブランコに乗れるようになる。
そして、そのブランコの裏側の隙間には、父から少年への
手書きのメッセージが隠されてあった!!
よく謎が解けたね。よくできたね。さあ、おうちに帰りなさい。
というようなことが書いてあった。
もちろんこれは、生前の謎解きができたことの
誉め言葉なんだけど、父の死後の鍵の謎を通してできたり
癒されたり癒したり解決したこと全部の誉め言葉になった。

おしまい。

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