見出し画像

【カルチャーショック】ノルウェーではカフェが荷物預かり所になる?

現在、オスロ市内のカフェで働いているのですが働き始めて約3ヶ月、荷物預かり事件が2件起こりました。
私の働いているカフェは住宅街の中にあり開店から閉店までワンオペで回すような小さなカフェです。
事件発生時は驚きと私の一存で引き受けていいのか!?という戸惑いがありましたが、今では自分の中で「魔女の宅急便体験」とポジティブに受け止めてます。

1回目は隣の建物で働く顔見知りの年配の女性でした。
書類とともにカフェに入るなり「女性が取りに来るから目立つところに置いておいて頂戴☺︎」との一言。
数日後、女性が来て「書類を取りに来た」と本当に受け取りに現れました。
そして「これを(その年配の女性に)渡しておいてほしい」と新たな書類を渡されました。
興味本位で話を聞いたところその会社の会計士で普段は在宅勤務をしており、必要書類のやりとりが当人同士で都合が合わなかったとのことでした。

2回目は40代ほどの初見の男性。
「取りに来る人がいるからそれまで保管しておいてほしい。」と赤い封筒を渡されました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
1回目の女性の時は、これもご近所付き合いの一環なのかな?と引き受けましたが、
2回目の男性は、私は初対面の方で、しかも、他のお客さんの対応中に列を抜かして渡して来ました。目を合わせてしまった私が悪かったのかもしれないのですが、他のお客様の目もあったので引き受けました。

2回目の時、一部始終を見ていた常連の方に「荷物とか書類とかをカフェが預かるのってよくあることなの?」と聞いてみたところ「割とあるかな〜」とのこと!
滅茶苦茶なイレギュラー対応ではなかったのです。臨機応変に対応できた、と自負していた私は面食らいました。

突然の荷物を預かるという責任感から『いつ、誰が取りに来るのか』事細かに聞いていたわけですが、
困ったことに二人とも質問をしても本人も詳細を把握していないため「数日以内に」とか「女性が」などの曖昧な答えしか返って来ませんでした。
預けて来た二人からすると逆にびっくりな質問だったかもしれません笑
自分常識を崩された瞬間でした。

預かった物は鍵とか会社の書類だったためツッコミ所満載ですが、
大らかな国民性と信頼から成り立つ素敵な出来事だなと感じます。

次また同じような依頼があった際には一つ返事で「任せて👌」と答えたいと心に決めてます。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?