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云うほどに笑った覚えはないけれど    裁判官の爆笑お言葉集  長嶺超輝(著)


裁判官の爆笑お言葉集

北大通り前、へそ出しルックに日傘をさした若い娘が歩いていた。
とてもよい景色だった。やらしい意味でなく。
いや、やらしい意味かもしれない。
スタイルがよかった。
顔は美人という程ではないが、悪くはない。
眼鏡をかけている為か、どことなく知的にみえた。
北大生かもしれない。

北海道でも夏は暑い。あたりまえだ。
ビアガーデンも始まっている。行く予定はない。
一緒に行く友達もいない。
誰かに誘われることもない。
でもさびしくなんかない。強がりじゃない。
夏は暑いものと相場は決まっている。

最近本を読む時間があまりない。
ニュースをインターネットで拾い読む。
札幌でいかがわしい事件が相次ぐ。
ある容疑者は捕まり、ある犯人はまだ捕まらない。
善良な市民に見える人たちは今朝早く、神社でラジオ体操をしていた。
我々の年齢には丁度よいですな、ラジオ体操は。と年配の男性が妙齢の女性に帰りしな話しかけていた。
気持ちがわかった。
自分もラジオ体操をしてきたが、真剣にやるとわりとハードだ。
何年かぶりにやったせいかもしれない。
わりとハードだった。
首からスタンプカードはぶら下げていかなかった。
夏休みのこどもじゃないんだから。

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