I'm happy, strawberry.
しか知らなかった、と2010年4月、
高校卒業後にいきなりロサンゼルスに渡った当時の
自らの英語力を茶化したのは
菅原小春さんだ
(先日の『SWITCHインタビュー 達人達(たち)』)。
「誰かに何かを伝えるってことは、
目に見えるものじゃなくていい」
という考え方が根底にあるからだが、
彼女が思う「言葉」とは、
「私と身体と、自分が本当に思ってる気持ち」。
それでもI'm happyやI like this、I know it レベルの
英語くらいは知っていなければ、と思うものの、
確かに「話したい」という気持ちがあれば、
絵だって描けるし、カタカナは並べられるし、
何とか通じるはず、と
外国人とプライベートな時間を過ごした、わずかな
経験から、私も思う。
しかし、彼女のこの発言が威力を増すのは
「人が『これがカッコいい』と言うのは、
私はそれをやりたくない」と話す
徹底して「自分」を信じる、
いや「自分」しか信じない強さがあるから。
つまり、伝えたい情熱が、ハンパないのだ。
この世で一番強力なのは、
エネルギーの単位はさておいて
「自分」。
それがあれば、気持ちを交換できる。