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言葉の意味を理解することと、相手の思いが分かるってことは違った。
自分が手話を学ぶきっかけとなった相手
奈々(夏帆)に向かって、
春尾(風間俊介)はこう言った
(先週の『silent』)。
手話(言葉)の意味を理解することでは、
相手の思いは分からなかったという
意味だろうが、これ
紬(川口春奈) と想(目黒蓮)はもちろん、
健常者が使う言葉も全く同じだと思った。
言葉はいつも思いに足りないから、
思いを真剣に伝えようと思っても、
伝えきれない事が避けられないし、
言葉からはみ出た思いは伝わらず、
言葉では受け取ったぞと思えても、
隠された思いは結局受け取れない。