【読書感想】睡眠こそ最強の解決策である。~PART4~

今回は、現代社会を生き抜いていくうえでどのように睡眠と向き合っていくかを紹介していきます。今までの章で学んだ睡眠の重要性を認識したうえで、睡眠中心の生活にシフトしていきましょう!


不眠症とは

不眠症は現代病の一つであり、9人に1人が患っていると言われてます。しかし、深刻な病として、扱われていないため診断も適切に行われてないのが現状です。不眠症の判断基準として、4つの指標があるため、参考にしましょう。
①睡眠の量や質に不満を持っている。
②日中も極度のだるさや眠気が残る。
③週3日以上不眠が続き、3ヶ月以上続いている。
④不眠症と似たような心身の病気にはかかっていない。

不眠症の要因は何?

慢性的な不眠症の要因は主に2つが挙げられて、①悩みや心配事②落ち込みや不安である。現代社会は、日常生活や仕事でも常にストレスを感じる環境が多くなっています。そのため、ストレスを緩和することが、不眠症の解決にもつながっていきます。

ストレスが不眠症に影響することは、ストレス反応の機能を持つ交感神経系が影響してことからもわかります。下記に示す原理で、脳が緊張状態になることで、眠れなくなってしまいます。
①交感神経系が過活動になり、代謝率が上がる。
②ストレスホルモンが増加することで、心拍数が増加する。
③脳が緊張状態となり、感情の脳、記憶の脳、緊張や注意を司る部位の活動が静まらない。

睡眠を妨げるものは?

現代社会では睡眠を奪われる機会が多くあります。その中の5つが下記になります。

①電気の光を浴びてること②室温が管理されてること③カフェイン④アルコール⑤学校や職場の始業時間が早いこと

また、調査結果からIPADの読書は紙の読書に比べて、メラトニンの分泌を20%以上抑える効果があります。メラトニンの分泌が始まる時間が3時間も遅くなります。そのため、夜はIPADや部屋の明かりを弱くすることが大切になります。

アルコールの影響

アルコールは覚醒の状態を奪うが、眠りの状態とは異なります。アルコールは①眠りを断片的な状態にする②レム睡眠抑圧因子の一つである③アルデヒドは脳波の鼓動を停止する作用があります。

アルコールは記憶が定着するのにも影響を与えます。記憶が定着するのには3日間だけでは足りません。3日目にアルコールを摂取すると、しない場合と比較すると定着率が30%落ちることが実験からわかってます。

寝るための準備

メラトニンの分泌を促すためには温度が下がることも必要です。理想的な室温は18.3度といわれてます。暑すぎるよりかは寒いほうが寝やすいのです。また、風呂に入ることでノンレム睡眠が10~15%改善されます。

睡眠薬の影響

睡眠薬は入眠を数10分程度早くさせるだけで、睡眠の質は悪化させます。アルコールと一緒で、特に深い脳波が欠けるようになります。さらに記憶の定着率が50%も悪化したり、がんの発症リスクも高くなります。統計データからは死亡リスクが3.6倍以上高くなることがわかってます。



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