オレたちの「NOFX」が解散するってよ。パンスプ2024とハイスタと私。
PUNKSPRING2024@幕張(2日目)。超気持ちいい、最高のパンクロックショーだった。
17歳の時に出会ったメロディックパンクという音楽ジャンル。40代になった今でも、キッズのように心の底から楽しめることが最高に幸せだった。
オレがメロコアに出会ったのは、たしか高校2年生の夏。クラスメイトに「モトキ」という、授業中はいつも耳にイヤホンを突っ込んで寝ている奴がいた。
教師からの評価を恐れることなく、ひたすら寝ていることには衝撃的だったが、それよりもなんの音楽を聴いているのかが気になって仕方がなかったのを覚えている。
そんな時、たまたまモトキに話しかける機会があり、イヤホンの片耳を借りて聴かせてもらったのが、Hi-STANDARDの「NEW LIFE」という曲だった。
初めて聴いたハイスタのメロディーセンス、コーラスのかけあい、美しいハモリ、ドンシャリギターサウンド、体に響くビート。一度で10回美味しい。まさに音楽の幕の内弁当。脱帽だった。
そう、あれがオレとハイスタとの出会いだった。
オレたちはみんなNOFXの子供だ
おっと、前置きが長くなった。パンクスプリング2024について書いておこう。
今回のパンクスプリング、ハイスタの難波氏がMCでこう言ってた。
「オレたちはNOFXの子供だ。NOFXがいなかったら今のハイスタはない」と。
オレもそうだが、NOFXから影響を受けたバンドマンは星の数ほどいるだろう。
無類のパンク好きなら釈迦に説法かもだが、NOFXのファット・マイク氏は、Hi-STANDARDがアメリカの所属レーベルとして契約しているFat Wreck Chordsのオーナーでもある。
Hi-STANDARDの1stフルアルバムの『Growing Up』のプロデュースを手がけたのがNOFXのファット・マイク氏だ。
『Growing Up』といえば、先ほどの「NEW LIFE」が収録されているアルバム。
あのアルバムとの出会いがなければ、ハイスタを知ることも音楽も始めることもなかったかもしれない。
そう考えると、ファット・マイク氏とNOFXには感謝しかないわけだ。つまり、そんな、オレ自身もNOFXの子供なわけである。
NOFXといえば、Linoleum(リノリウム)という曲がある。この曲のイントロにやられたキッズは多いだろう。
今回のPUNKSPRING 2024でも、期待通り演奏してくれた。最高のショーだった。NOFXマジで青春をありがとう。
鳥山先生を想いながら聴く「F」
今回のPUNKSPRING2024には、マキシマムザホルモンも出演していた。こちらも爆上がりでヤバかった。
一発目から「恋のメガラバ」。会場のボルテージは速攻で最高潮に。
そして、2曲目は息を吐く暇もなく「F」。もう気迫とグルーブがすさまじかった。間違いなく戦闘力は53万を超えていただろう。
鳥山先生が亡くなられたこともあり、よりエモーショナルな激しさがあったのではないかと思う。
他にも絶望ビリー、恋のアメリカ、恋のスペルマなど、大好きな曲が聴けたのは最高だった。
オレの青春は「ハイスタ」がいたから金ピカだった
そして、ハイスタ。もうね、いい歳をしたオッサンが幕張で泣いたよ。
まずこのセトリを見て。神セトリだから。
一発目がGLOWING UPというのもまた感慨深い。NOFXへの感謝の気持ちを示していたのかもしれない。
オレの涙腺がゆるまってきたのは、3曲目のMy Heart Feels So Free。Aメロからシンガロング。
周りのお客さんがみんな叫んでいて、間違いなく幕張全体が揺れてた。感極まって涙腺がゆるむ。
次の涙腺崩壊ポイント。追い討ちをかけるようにMY FIRST KISS。
これがめちゃくちゃ盛り上がる。サビで完全にノックダウン。涙腺崩壊。
大好きなDear My Friendの頃には涙が枯れてた。更なる追い討ちMaximum Overdrive。ほんとにセトリが神だった。
なぜだか、Hi-STANDARDは聴くだけで、あの若く熱苦しかった青春時代に一瞬でタイプスリップできる。
地元の友達とキャンプに行く時もハイスタ。酒を飲んで語る時もハイスタ。ラーメンを食べに行く車内もハイスタ。
ハイスタがいたから、オレの青春は今でも金ピカに輝いているのだと思う。
大人になればなるほど、建前とか世間体とかを気にして、あまり思い切ったことができなくなるけど、奥底に眠っていた熱をもう一度呼び覚ましてくれる。
そんな熱いライブが最高だった。ハイスタ本当にありがとう!
あの、街の不動屋さん✖️ギター系TikTokerのY氏が、PUNKSPRINGの会場でも有名人だったので、記念に写真を撮ってもらいました。
夏くらいにイベントをやるらしいのでお見知りおきを!終わり!!
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?