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仮 笙の窟から江ノ島へ巡礼の旅 7
1,北条政子・実朝の墓に行く
頼朝の墓から次の墓へ行くのは無理ぽい感じだ。
時計を見ると昼を過ぎている。
最終地点の江の島まで行けるのかが不安。
急いで足早に行く。ここから、頼朝の墓をあとにして、実朝、北条政子の墓へ向かうことにした。
スマホで設定するが様子がおかしく起動しない。
数分後、復帰したのでふと安心。
とともに写真撮影用のカメラの調子がおかしくなった。
そして、ネットで書いてあった近道へと向かう。
しかし、雨による土砂災害により、通行不可と書いた説明の張り紙があった。
よって、通常の方向へ向かう。
ようやく、目的の墓の標識まで来た。
寺の空いておらず、墓だけが参拝可能。
![](https://assets.st-note.com/img/1721983103881-A3JzmsMZQy.jpg?width=1200)
寺の真横を通り、目的場所へと向かう。
2,墓への案内人
![](https://assets.st-note.com/img/1721983158071-YP8IsEYBl9.jpg?width=1200)
偶然の如く、リスが道沿いのフェンスにいて、私を目的の墓まで案内してくれた。
ふと、墓近くにきたとき、道案内をしたリスは、用が終わったのか。
違う方向へと消えていった。
3,墓の入口に到着。
墓の入口にきたとき、右奥に、洞穴の中に墓石が多くあった。
早速、その中で、実朝、北条政子の墓を探した。
ようやく、見つけたところで、問題が発生。
この場所で奥の方で御経を唱えていた声が聞こえてきた。
遠くを見れば、一人のお坊さんがいた。
平日のせいか、人もいないのか。他の観光客が来ていないのか。
到着したときは、私だけだった。
お坊さんが御経を唱えていた墓は、目的の墓だった。
しばらく、この様子を遠くから見守っていた。
唱えている様子を見ていたら、やぐらから、白い霧のようなものが、大空へと向かっていった。
線香の煙にしては、どうも違う気がした。
ともあれ、お坊さんのお経が終わり、私に気づいたのか。
お坊さんは、足早に立ち去っていったのである。
![](https://assets.st-note.com/img/1721983520634-FYr9LVcm1K.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1721983633841-ioQKmsfKCT.jpg?width=1200)
ようやく、ふたつのお墓に入った。
しばらく沈黙しながら、実朝、北条政子の人生を感じていた。
とても、この場はさみしく感じた。
そう思いながら、写真撮影、お参りして、ここを去った。
このとき、前日の疲れで、体力は限界に来ていた。
そして、汗が多くかいていた。
4,駐車場にある鎌倉宮へ向かう
次の江の島へと向かうため、クルマを止めている鎌倉宮へと向かう。
やはり、あせっていたせいか、鎌倉宮までの距離が遠いと感じていた。
ただ、簡単に言えば、もと来た道を戻ればいい話であるが、そうもいかない。
初めて来る鎌倉は、昨日からの疲労感と睡眠不足で体力も限界である。
ましてや観光目的でもない。自分のルーツの旅であると自分に言い聞かせていた。
もと来たルートをスマホで設定しようと思ったがバッテリーも切れていた。
仕方なく、道案内の表示にしたがって、間違いあがれど、鎌倉宮の駐車場に到着した。
ようやく、鎌倉宮の駐車場から出て、クルマは江の島へと向かった。