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エッセイ 黒幕は誰か?血液型で読み解く本能寺の変

 以下の文章は、学問的、科学的裏付けの一切ない、私のフィクションとしてお読みください。
 
 本能寺の変を起こしたのは明智光秀ですが、誰か光秀をそそのかした人間がいるのではないか、という黒幕説は以前から取りざたされてきました。歴史の流れを、信長→秀吉→家康と単純化して考えていた私は、黒幕がいようが、いまいが、それほど興味はなく、たぶん朝廷だろう、ぐらいに思っていたのですが、このほど、考えを変えました。秀吉黒幕説をとることにしました。
 ここで血液型の話になります。信長はB型、光秀はA型、秀吉はO型です。A、O、Bは、「さんすくみ」の関係にあって、AはBに強いが、Oに弱い。OはAに強いが、Bに弱い。BはOに強いが、Aに弱い。この関係を3人にあてはめると、Oの秀吉はBである信長に弱いことになります。気の短い信長に気を使って振り回されながらも、うまく立ち回っている秀吉の姿が目に浮かびます。一方、Aの光秀はBの信長の気まぐれさに我慢の限界に来ています。「もう許せん!」と我慢が怒りに変わり始めています。それを秀吉は近くにいて敏感に感じ取ります。「これは使える」と思ったことでしょう。元々、信長の下でいつまでも、へいこらしているつもりのない秀吉です。どうしたら目の上のたんこぶである信長を取り除くことができるか、常に考えていたに違いありません。しかし、B型の信長は秀吉の苦手なタイプです。誰か自分の代わりに信長を亡き者にしてくれる人間はいないか、探していたことでしょう。そこで光秀に白羽の矢を立てたというわけです。「信長が死んだら、あんたの天下だ。わしも支えるから。」ぐらいのことを言ってそそのかしたのでしょう。暗殺の段取りも秀吉が考えたのかもしれません。少なくとも中国大返しの準備はしてあったでしょう。そしてB型の信長は、A型の光秀の直球勝負にあえなく命を落としてしまいます。安心しきっていたAの光秀をOの秀吉が急襲します。味方になってくれると思っていた相手に襲われたのですから、ひとたまりもありません。そもそも信長に対する秀吉の忠誠心は見せかけだけですから、信長がいなくなったあと、織田家を守っていこうなんて気はさらさらありません。子どもたちを利用するだけ利用して、用がなくなったらポイです。
 私がこれまで考えて来た信長B→秀吉O→家康Aの流れでは矛盾が起きてしまっていた「さんすくみ」の関係が、Aの光秀を信長の後に挟むことによって、矛盾が解消されたのです。そして、光秀が自分の前に入ることを望んだのは、秀吉自身に違いないと確信したというわけです。

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