映画感想文 『風と共に去りぬ』に見るさんすくみ
先日、A、O、B 3つの血液型が、さんすくみの関係にあるということを書きました。AはBに強いが、Oに弱い。OはAに強いが、Bに弱い。BはOに強いがAに弱い、と。科学的根拠はまるでありません。私の経験上の直感のようなものです。甚だあてにならないものですが、案外、当たっているのですよ。
映画史上、屈指の名作と言われる『風と共に去りぬ』の登場人物に当てはめてみようと思います。主人公のスカーレット。彼女はB型だと思います。自己中心的で、常識にとらわれない。生命力に満ち溢れています。そんなスカーレットが生涯メロメロ(お互いに結婚してからも)なのがアシュレーです。彼は、スカーレットとは似ても似つかない、いつも冷静な紳士です。A型なんです。スカーレットは自分にないものをアシュレーに求めたんでしょうね。しかし、アシュレーはあまりにも自分と正反対のスカーレットを敬遠してしまいます。自分の手に負えないと思ったんでしょうね。自分と同じような、大人しい性格で淑女であるメラニーと結婚してしまいます。彼女もA型だと思います。スカーレットは持ち前の華やかさから、他の男たちからはモテモテなのですが、その中でもレット・バトラーは、誰よりも執念深くスカーレットを求めます。スカーレットがアシュレーにふられた腹いせに、他の男と結婚しても諦めません。バトラーはO型なのだと思います。そのバトラーからの求婚をスカーレットははねつけ続けます。バトラーの、アシュレーにはない強引さが気に入らないのです。ついには、バトラーと結婚するスカーレットですが、気の強い者同士、子どもの死をきっかけに離婚してしまいます。
A型であるアシュレーにぞっこんのB型のスカーレット。そのスカーレットにふられてもふられても、諦めきれないO型のバトラー。この3者に、さんすくみを感じられないでしょうか。