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スタンフォード大などMBAトップ校合格者のエッセイが無料で読める!
世界トップランクのMBA合格者のエッセイが読める
英語圏のネットは専門的なものも含めて「無料」の情報がたくさんあるけれど、ハーバードやスタンフォードなどMBAの世界ランクのトップ校30校の合格者が実際に提出したエッセイが「無料」で読めるサイトを見つけたのでご紹介。
例えば皆が憧れるスタンフォードMBA。以下のようにエッセイの課題とその答えが載せられている。
質問を訳してみると以下のようになる。
「将来なにをやりたいのか?スタンフォードはそれをどうサポートできる?」「人生で強いインパクトを残せたときのことを教えて」「既成概念を超えてなにかを成し遂げたときのことを教えて」「失敗したときのことを、その学びと共に教えて」「あなたにとって一番重要なことは?それはなぜ?」
どれもMBAらしい、シンプルだけれど本質的なもの。抽象的かつ自由度が高いので、短い文章でどう差別化するかが難しそう。
このサイトが素晴らしいのは、各質問に対しての合格者のエッセイが以下のように無料で「まるごと」読めること。MBA受験を考えている人には非常に参考になるし、考えていなくても、英文のライティングのサンプルとして英語らしい表現や論旨の展開のさせかたなどがすごく勉強になる。
また、最後の質問の「あなたにとって一番重要なことは?」の質問への回答などはまさに「アメリカ」というものになっている。
「なにも持たずに」アメリカにやってきた移民の一族として、いかに「教育」が重要な意味を持ってきたか、というところから文章が始まり、自らの印象的なエピソードともにその理由を論じていく。文章の構成と表現どちらもよく練り上げられており、英語学習の教材としても素晴らしい。
ハーバードやスタンフォード以外にもウォートンやケロッグといったアメリカの名門校。INSEAD、London Business School、IE、HECなどヨーロッパのトップMBAのものもあるので、ぜひ参考にしてみてほしい。
ハーバードMBA合格者の「物語力」
他にもこのサイトでは、ハーバードMBAに合格した3名のエッセイが載っていて、そのポイントについて講評が加えられていて参考になる。
アフガニスタンの前線に派兵された米軍の兵士、数多くの失敗を経てきたプロセス・エンジニア、そしてアメリカのヘルスケアの変革に燃える女性コンサルタント、3人とも過去の経験を踏まえて自らの「情熱」を迫力ある形で文章に落とし込んでおり、さすがにうまいなあと感じる。
最近のビジネスでは、単に論理的であるだけでなく、自らのパッションのありかを明確にして、多くの人を巻き込む「ストーリー」を語れるかが重要になってきてるので、その点からもこれらのエッセイは参考になると思う。
文章術がキャリア構築のヒントになる
最後に、MBA受験の「予備校」として有名なプリンストン・レビューの「エッセイで重要な20のポイント」も紹介したい。
このように1行ずつポイントがまとめられていてなかなか参考になる。「自分が一番であることでなく、いかにユニークであるかを示せ」「情熱を文章に注ぎ込め」などエッセイの書き方を超えて、キャリア構築のヒントみたいにもなっていて面白い。
ぜひ参考にしてみてください!
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