声は心の鏡 〜配信者としての気づき〜
全力であそぶ大人のコミュニティ「溝口駅長イベント俱楽部」です。
今日は、「声の表情はごまかせない」というお話。
昨日の放送は、配信時刻の締め切り間際という状況での一発録りでした。
後で聞き返してみると、その切羽詰まった状況が逆に良かったみたいで、声に張りと勢いが感じられました。開き直りながらも、その状況を楽しんでいる様子が自然と声に表れていたのです。
時として、追い込まれた状況が思わぬパフォーマンスを引き出すこともあるのですね。褒められることではないですが…。
声は心の鏡
「目は口ほどにものを言う」という言葉があります。
例えばウソをついている時。
無意識に目が泳いだり、相手に目を合わせられなかったりする様子からウソがバレる、というのが典型的です。
同じように、声もまた気分や体調、心の状態を如実に反映するものだと気づきました。普段の対面コミュニケーションでは視覚情報が優位になりがちですが、Podcastのような音声メディアでは、声のトーンや表情がより鮮明に伝わってきます。
むしろ、声だけに集中して聴くからこそ、その人の感情や状態がより深く伝わってくるのかもしれません。
朝のライブ配信での体験
私は毎朝7時に、Facebookでのライブ配信も行っています。
今朝は寝坊してしまい、寝起きそのままの状態での配信となりました。いつもは顔出しで行っているのですが、今回は爆発した寝癖が気になりカメラをミュート。音声のみで配信しました。しかし、まさにそれが声の正直さを実感する機会となりました。
寝ぼけた声、ガラガラな声質、滑舌の悪さなど、すべてが包み隠さず伝わってしまいました。
恥ずかしい気持ちはありましたが、視聴者にとってはそういう等身大の姿も含めて楽しまれているのかもしれません。
私のような普通のオッサンが配信している姿が、かえって親近感を生むのかもしれないと思い直しました。
プロと素人の違い
プロの声優やアナウンサーは、どんな状況でも感情をコントロールして声を操ることができます。
悲しい出来事があっても、嬉しくて舞い上がっていても、与えられた役割に応じた声を出し続けることができます。
しかし、私のような素人にマネできるものではありません。カラ元気を出して数分は取り繕えても、やがて本当の気持ちが声に滲み出てしまうのです。
ありのままを出すから信頼される
この経験から、声は心の状態を映し出す鏡のようなものだと実感しています。だからこそ、配信前には可能な限り心身ともに良い状態でありたいものです。
常に上機嫌を保つのは難しいです。
毎日の仕事や暮らしのなかで、時には体調が優れない日もあれば、モチベーションが上がらない日もあります。しかし、それを隠すのではなく、不調も含めて等身大の自分をさらすことで、視聴者との間に本当の意味での信頼関係が築ける気がします。
完璧を目指すのではなく、素直な気持ちを声に乗せて伝えることが、メディアを通じた人とのつながりにおいて最も大切なことかもしれませんね。
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