だるい日の夕飯の話
だるい。
気圧なのか、寝不足なのか栄養不足なのか昨日筋トレをしたからなのかなんでか知らんがだるい。
こんなときはパパっと夕飯を済ませたい。行くとちょっと元気になれる近くの定食屋(お店のご夫婦がかわいい)にでもいこうかなと思いつつ、こたつに入ってyoutubeで藤井風さんを見ていたらあっというまに時間が解け、だるだるのダルビッシュに拍車をかける。 緊急事態宣言化での外食は本当にしにくい。
実はわたしは作ることは好きだが、食べることにはそんなに興味がなく、若いころはこういうだるい時には何も食べずに寝てしまうことが多かった。が、年を重ねた結果、結局食べたほうが翌日以降調子がいいことを既に学んでいるので何かしらの野菜とたんぱく質でも取るかあ、と重い尻をあげている。
冬のお手軽夕飯の強い味方の鍋は昨日やってしまった。食欲はそんなにないが、しいて言うならシュウマイだ。 ストックしているシュウマイはとても味が濃いので、チンする合間に箸休めだけ作ることにする。 シュウマイだし、疲労回復にもよさそうだし白菜の黒酢炒めかなあ。。疲労という疲労もしていないのだけど。
シュウマイを皿に移し、レンジで加熱する。 白菜を冷蔵庫から取り出す際、「もうそろそろだめになってしまいますよ」と訴えかけるトマトもつい手に取ってしまった。一品でも調理しようとするだけでもえらいのに、もう一品作ろうとしているなんてえらすぎて心の中のダルビッシュもびっくりしていた。
ざくざくと白菜をきり、ごま油を引いた鍋に加え、軽く油をなじませたら違う作業にとりかかる。 白菜は水分量が多い野菜なので、多少目を離してもいいところが好きだ。 トマトを切る。もう生では食べたくない柔らかさになっている。中華っぽい手軽なトマトを過熱する料理はやはりトマトと卵の炒め物かな。 トマトを切り終わることには白菜がくたっとしてきているので、黒酢と塩で味を整える。
なんだかんだ料理はしているがだるいに越したことはないので、鍋も一つしか洗う元気はないし、これ以上洗い物を増やしたくないので容器で溶き卵を作るのはもう無理だ。 黒酢炒めで使った鍋を軽く洗い、再び火にかけ、ごま油を入れたところにそのまま直接鍋に卵を割り入れて、目玉焼きになろうとするところをかきまぜていり卵を作る。トマトも加えて混ぜ合わせる。黄色と赤がきれいだ。
先日友人が家に来た際、ちょっといいところを見せたくて「片手で卵を割れるか?(わたしは割れるが見せて差し上げようか?)」と言ったのだが、そういう時に限って人は失敗するもので、まあ当然のように失敗したことを思い出しながら、鶏ガラスープと黒コショウをガリっと加えトマトの卵いためが出来上がる。 わたしはこういったお決まりの失敗をすることが非常に多いのだが、友人は「そんなこともあるよね」とフォローしてくれた。その話を古くからの友人にすると、「そういうのをはずさないのはえらいぞ」と褒めてくれた。優しい友人たちに囲まれて甘やかされ、幸せな人生である。
だるい時には食後に片付けなんて無理なので、食べる前に鍋と菜箸まな板包丁を洗い、入るものは食洗器に滑り込ませる。 食洗器のおかげで最後の力を調理に向けられるので感謝感激ダルビッシュである。
今日はダル度が中度だったので火を使う料理ができたが、MAXダルのときはカロリーメイトと牛乳とサプリメントを吸っていたと思うし、次点でキムチと納豆とシラスと豆腐を海苔で巻いて吸っていたと思う。 今日はキムチなキムチ…いえ気持ちではなくシュウマイな気分だったので…。 (キムチ)
文章が上手な友人にどうしたら文章がうまくなるか聞いたところ、「とにかく読んで書くべし」と言われたので、グダグダながらだるい日の晩御飯の工程覚書をしたためてみた。 文章力向上するためのなんかいい方法知ってる方はこっそり教えてください。あとだるい日のごはんもなんかあったら教えてください。
それではおやすみなさい。
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