最好映画。 106 「ヤング・シャーロック/ピラミッドの謎」 1985年。
久っさしぶりに見て合点がいきました。これ、ハリーポッターの原型なわけですね。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」や「グーニーズ」なんかの1980年半ば、アンブリンエンタテインメントがやたらと間口を広げた時期の映画でした。監督はバリー・レヴィンソンだし、脚本はクリス・コロンバスだし、撮影はスティーブン・ゴールドブラッドだし、89年頃に爆発する方々の佳作だと思います。寄宿学校時代にシャーロック・ホームズとジョン・ワトソンが出会っていて、一緒に冒険をしていた、という架空のお話です。寄宿学校のいじめっ子いじめられっ子に、教授の愛娘、暗躍するカルト団体、覗いちゃいけない大人の世界の中を突き進む二人、という、本家のファンならツッコミまくりのやんちゃ映画なんですが、トーンは優しいし、学校生活は楽しそうだし、今から振り返れば、脚本のクリス・コロンバスが第一弾と第二弾を担当したハリーポッターシリーズのまんま。一足早かったのかもしれませんけど、日本では二本立ての映画でした。CG全盛になる前のILMの丁寧な仕事が、今見ても美しいです。暴れまくるコート掛けに、騎士のステンドグラスが動き出す、特撮!という感じのシーン満載です。「ダイナー」で好きだったバリー・レヴィンソン目当てで見に行きましたが「??」ばっかりで覚えが良くありませんでした。見直せば、クリス・コロンバスの趣味全開という、後につながる映画として、見所満載で楽しかったです。Blu-ray出ないかしら。
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のんびりしてます。