最好映画。 133 「ツイン・ピークス」 1990年。
2017年新シリーズの第一話を観た感想・・スゴ過ぎ。一個も、なにも、解決されない謎。おぞましさと、いかがわしさと、懐かしさを並べられているのに目が離せない。デヴィッド・リンチ先生は健在。大元となった「ツイン・ピークス」のパイロット版を実際に観たのはVHSのレンタルですから(後でレーザーディスク買いましたもん)、年代もわかろうというものです。低い霧と山の風景だけでも美しいな、と思っていたら複雑怪奇・エログロな人間関係にはまりまくり。特にパイロット版はその全てが濃厚で、面白いです。室内のオレンジな感じ、晴れない風景、切れ切れの蛍光灯、芳醇な色彩に痺れます。撮影はロン・ガルシア。「ツイン・ピークス ローラ・パーマー最後の七日間」とパイロット版以外は参加しておらずで、あの色彩は彼のものなのかと勝手に思っていました。その後のリンチ先生の映画を観ていると、ちょっと違ったみたいですね笑。新シリーズは「ロスト・ハイウェイ」「マルホランド・ドライブ」のピーター・デミングにが撮影監督。少し感じが違いますが、黒が異様でした。今後観進めていくと色々わかるんでしょう、きっと。パイロット版の濃厚さ、芳醇さは今も失われていないと信じています。ミステリーのコーナー(デヴィッド・リンチコーナーとかあったら怖すぎですが)にあるはずです。
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のんびりしてます。