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4000kmランニングしたら体はどう変わるのか。サブ3.5達成の秘訣を教えます

ランニングを始めたのは、2022年1月22日。46歳の時だ。今日は2024年4月24日、走り始めてから823日が経過した。

先日、4月14日に、ハーフマラソンに参加してきた。
結果は、90分16秒。

90分ギリを目指していたが、あと一歩及ばず、24℃という好天に恵まれた日だったが、ちょっと暑すぎた。

私は、中学時代に体育の持久走で2.4kmを走るというものがあった。ベストタイムは今でも覚えている、9分02秒(3分40秒/km)。15歳の時だ。これが覚えている、「ランニング」の記録だ。それ以来、30年間、ほぼ走ったことがなかった。もちろん陸上部でもなんでもない。

そんな30年走ったことがないミドルエイジのおっさんが、823日でハーフマラソン90分を達成するまでに、「何をしないとそこにたどり着けないか」それをまとめてみたいと思う。

年間ランニング総距離
2022年(1月22日ー12月31日):1631km(203回)
2023年(1月1日ー12月31日):1734km(200回)
2024年(1月1日ー4月24日):725km(111回)

合計:4090km/823日、514回
1日あたり平均4.97km
1回あたり平均7.96km
ランニング率0.62回(1週間に4.37回)

ここでbefore/afterもまとめてみたい

Before
2022年1月1日
・300mすら走れなかった

2024年4月23日(4000kmランニング後)
・フルマラソン:3時間26分(2023年3月)
・ハーフマラソン;1時間30分16秒(2024年4月)
・10km:40分25秒(2024年4月)
・5km:19分40秒(2024年3月)

この変化を生み出すために、4000kmのランニングが必要だった。

フルマラソンは、3時間15分は出せると思うが、無理して3時間切りを目指して走って、先日の東京マラソン(2024年3月)は失敗している。

速さの変化もみてみよう。


まずは、5kmから

★5kmパーソナルベストの推移
2022年1月:30分0秒(6分00秒/1km)
2022年2月:29分10秒(5分50秒/1km)
2022年3月:25分10秒(5分02秒/1km)
2022年4月:24分10秒(4分50秒/1km)

2022年6月:22分45秒(4分33秒/1km)

2022年8月:22分34秒(4分30秒/1km)

2022年11月:20分24秒(トラック公式記録)(4分05秒/1km)

2023年5月:20分21秒(4分04秒/1km)

2023年10月:19分48秒(3分58秒/1km)

2024年3月:19分40秒(トラック公式記録)(3分56秒/1km)

5kmは普段あまり走らないため、記録も少ない。走り始めて10ヶ月で20分24秒まで到達したが、そこからの1分短縮が長い。
18分台は現在は出せる自信はあるのだが、凹凸や上り降りがあるロードでは、なかなか難しい。

現在はいつでも4分ペース、20分で5kmは出せる。現在目指しているのは、17分台だ。


続いて10kmだ。10kmは基本のランニングとして、一番多く走っているかもしれない。

10kmパーソナルベストの推移
2022年1月:10kmを走る体力なし
2022年2月:10kmを走る体力なし
2022年3月:57分40秒(5分46秒/1km)
2022年4月:56分20秒(5分37秒/1km)
2022年5月:49分30秒(4分56秒/1km)
2022年6月:48分45秒(4分51秒/1km)

2022年9月:48分20秒(4分50秒/1km)
2022年10月:47分45秒(4分46秒/1km)
2022年11月:45分48秒(4分35秒/1km)

2023年1月:44分09秒(4分24秒/1km)
2023年2月:43分58秒(4分23秒/1km)
2023年3月:43分30秒(4分20秒/1km)

2023年5月:42分24秒(4分14秒/1km)

2023年12月:42分22秒(4分14秒/1km)

2024年4月:40分25秒(4分02秒/1km)

10kmでベストを出すには、それなりにコンディションを整える必要がある。ウォーミングアップも必要だ。2024年4月現在は、いつでも42分(4分13秒ペース)は出せるが、40分台はコンディションが整わないとなかなかに難しい。

4000kmを走り続けたことで、ようやく10kmを40分で走ることができる脚力が手に入る。10km、40分は、4000kmだ。覚えやすい。


次は、20km以上ないし、ハーフマラソン(ハーフマラソン通過タイム)

2022年9月10日:20km / 1時間分49分17秒(5分27秒/1km)
2022年9月17日:20km / 1時間分43分15秒(5分09秒/1km)
2022年10月8日:20km / 1時間分38分16秒(4分54秒/1km)
2022年10月22日:25km / 2時間3分36秒(4分56秒/1km)
2022年11月19日:20km / 1時間分32分29秒(4分37秒/1km)
2022年12月4日:30km / 2時間分23分22秒(4分46秒/1km)
2022年12月30日:20km / 1時間分31分43秒(4分34秒/1km)
2023年1月15日:ハーフ / 1時間分35分43秒(4分30秒/1km)
2023年5月21日:ハーフ / 1時間分33分54秒(4分24秒/1km):公式記録
2023年10月28日:20km / 1時間分29分28秒(4分28秒/1km)
2024年2月10日:26km / 1時間55分01秒(4分25秒/1km)
2024年4月14日:ハーフ / 1時間分30分16秒(4分15秒/1km):公式記録

フルマラソン出走時ハーフ通過タイム
2022年10月30日:ハーフ通過 / 1時間50分53秒(5分16秒/1km)
2022年11月13日:ハーフ通過 / 1時間47分39秒(5分6秒/1km)
2023年03月19日:ハーフ通過 / 1時間39分28秒(4分43秒/1km)
2023年11月26日:ハーフ通過 / 1時間35分51秒(4分32秒/1km)
2024年03月03日:ハーフ通過 / 1時間32分06秒(4分22秒/1km)

2022年9月10日が生まれて初めて20kmを走った日。そこから1年半で、ハーフマラソンを90分16秒まで高速化できた。

1km4分15秒ペースを続ければ、フルマラソンで3時間を切れる。ハーフでもなかなかに高いハードルだ。

今の目標は、4分10秒ペースでハーフマラソン。88分が目標だ。


速く走るための壁

どうもミドルエイジになると走る人が多いそうだ(主観的観測)。ランニングか、サイクリングか、筋トレ。このどれかにハマるらしい(こちらも主観的観測)。

速く走るために、越えないといけない壁は、こんな壁がではないだろうか?


初級の壁

  • 1km6分で走り続ける壁

  • 1km5分で走り続ける壁

  • 10kmを50分で走り切る壁



中級の壁

  • 1km4分30秒で走り続ける壁

  • 5kmを22分で走り切る壁

  • 10kmを45分で走り切る壁

  • フルマラソン4時間を切る壁(サブ4)



上級の壁

  • 1km4分15秒で走り続ける壁

  • 5kmを20分で走り切る壁

  • 10kmを42分で走り切る壁

  • フルマラソン3時間30分を切る壁(サブ3.5)



最上級の壁

  • 1km4分00秒で走り続ける壁

  • 5kmを18分台で走り切る壁

  • 10kmを39分で走り切る壁

  • フルマラソン3時間00分を切る壁(サブ3)



初級の壁は、40歳台、50歳台であれば誰でも超えることはできると思う。ちょっと自分がその年代に差し掛かっていないのでわからないが、60歳を越えてくると、また違う練習が必要かもしれない。

初級の壁を超える練習メニュー

・走ることを3ヶ月以上続ける(癖をつける)
・2、3回のペースでランニングを始める。2ヶ月は続ける。
・3ヶ月目からは、毎回5kmを走るようにする

4ヶ月目には、月間ランニングが50kmから80kmに到達すると思います。5ヶ月目に月間100kmを超えたら素晴らしい。その時には、1km5分、10kmを50分で楽に走れるようになっていると思います。特に創意工夫はいらないと思う。どんな走り方でもOKだと思います。ここでの壁は、走る癖をつけることかもしれません。週3回程度走ることを3ヶ月続けられたら、そこからは癖になってくるはずです。走らないと体が疼いてくるはずです。


中級の壁を超える練習メニュー

・月間のランニングを100kmから200kmを6ヶ月続ける
・ストライド(歩幅)を100~110cmで走ってみる
・無理に200km以上、250kmなど走らない

月間のランニングを100kmから200kmを6ヶ月続けることは、なかなかにタフに聞こえるかもしれません。しかし、ここまでくると、走らないと体が疼いてくるはずです。月間100km走るのは、普通にしても出来るようになっていると思います。
1km4分30秒ペース。5分ペースから30秒あげるのに、まずするべきは、ストライド(歩幅)をあげることだと私は思う。1km5分ペースはおそらく80cmから90cm程度だろう。それを100~110cmまでもっていくのだ。
110cmにすると、最初は疲れやすい、5kmもたなくなる。それでいい。
よく言われる前傾で走るなどあるが、それもいったん忘れていい。100~110cmまで歩幅をあげようとすれば、自然と体のバランスを変えようという動きが生まれる。5kmから10km、時には15kmを110cmのストライド意識して続ける。40代、50代ならば、3ヶ月続ければ、1km4分30秒、5kmを22分、10kmを45分で走れるようになると思います。半年続ければ、フルマラソン4時間を切ることができます。


上級の壁を超える練習メニュー

・「フォーム」の矯正、前傾
・ストライドを120cmに
・力まない、力を入れない、楽に走ることを意識する
・3週間に1回、インターバル走を取り入れる

上級の壁を超えるには、絶対に「フォーム」を考えなければ難しいと思います。たとえ、月間300km走ったところで、フォームがダメならば、このタイムは出ない。

長い距離を走ったら速くなる。それは幻想です。10km45分までは、どんな走り方でも距離を走れば、タイムは出るだろう。でも、そこで頭打ち。そこから次の段階に行くには、上記4つが必要になる。

4分30秒が楽に走れないとするなら、それはフォーム」の問題だ。Youtuberランナーがそんな動画をいろいろあげてくれていると思う。いくつかの動画を見て、セルフチェックしてみることが重要だ。

言葉じゃなかなか伝えにくいが、ポイントは、前傾、力を抜く、楽に、120cm程度のストライド。

インターバル走も効果的だと思う。私のやり方はこんな感じ。
1kmを3分50秒で走る
2分休憩
また、1kmを3分50秒で走る
これの繰り返し。トータルで、10kmから15km走る。それを3週間に1回くらいのペースでやってみる。

サブ3.5はもう目の前です。


最上級の壁を超える練習メニュー

・良い「フォーム」でずっと走り続けること
・2週間に1回、インターバル走を取り入れる
・35kmからの粘りをつける(つまりは35kmなど長距離の場数を踏む)

最上級を超えるメニューと謳ってますが、私はまだサブ3を達成していません(2024年4月現在)。1km4分で走り続けることはできるものの、フルマラソン3時間はまだ到達できていない、そんなステータスです。
1kmだけのレースなら、3分20秒は出せる。5km18分台(1km3分47秒ペース)も出せる。10km39分台(1km3分59秒ペース)も出せると思います、しかし、サブ3(1km4分15秒ペース)はまだ遠い。

2024年4月現在、トータルで4000km走ってきた現在地がここです。

2024年4月23日(4000kmランニング後)
・フルマラソン:3時間26分(2023年3月)
・ハーフマラソン;1時間30分16秒(2024年4月)
・10km:40分25秒(2024年4月)
・5km:19分40秒(2024年3月)

今年は残りで1500km走ります。そして、この秋にサブ3目指します。

2024年12月31日の目標
・トータルラン:5500km
・フルマラソン:3時間(1km4分15秒ペース)
・ハーフマラソン:1時間28分(1km4分10秒ペース)
・10km:39分00秒(1km3分54秒ペース)
・5km:18分25秒(1km3分45秒ペース)


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Noritaka Kobayashi, Ph.D/小林慎和
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