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ノリスケの図々しさ・厚かましさを心理学で徹底分析 サザエさん

まずはノリスケの図々しさ・厚かましさを象徴する行動一覧をご覧ください。

  1. 磯野家への頻繁な訪問
    磯野家をまるで自分の家のように訪れ、遠慮なくくつろぐ。

  2. 食事への便乗
    磯野家に夕食時に現れ、特に招かれていなくても当然のように食事を共にする。

  3. 金銭の無心
    波平やマスオに対して、理由をつけてお金を貸してほしいと頼む。

  4. 波平の物を勝手に使う
    波平の大切にしている物や道具を断りなく借りるか、使用する。

  5. 仕事のついでの頼み事
    自分の仕事に関するお願いをマスオや波平に押し付け、負担をかける。

  6. 一方的なお土産の要求
    磯野家に行く際、「お土産ないの?」と冗談めかして催促する。

  7. 頼みごとを巧妙に正当化
    無理なお願いをする際に、「これくらい大丈夫でしょう」と軽く済ませようとする。

  8. 家庭内の行事への便乗
    磯野家の家族行事や旅行に何の遠慮もなく参加しようとする。

  9. 贈り物を期待
    誕生日やイベント時に、周囲に対して自分への贈り物を期待する態度を見せる。

  10. 口だけのフォロー
    厚かましい行動をした後で、「いやぁ、さすが磯野家!」などと軽いお世辞でごまかす。

ノリスケ流!"交渉における心理的駆け引き"

  1. 関係性の強調(Relational Framing)
    ノリスケは親戚という立場を最大限に利用し、「親戚同士だからこれくらい問題ないよね」という態度を取ります。この手法は、交渉における「関係性の強調」に該当し、相手に心理的負担を与えずに要求を通しやすくするための戦略です。

    •   波平に「おじさん、さすが頼りになりますね!」という前置きをつけて頼みごとをすると、相手は「親戚だから助けて当然」という心理的圧力を感じやすくなります。

  2. 感情の呼び起こし(Emotional Appeal)
    ノリスケは、相手に罪悪感や責任感を呼び起こす言動をすることがあります。これは、交渉の場でしばしば用いられる「感情訴求戦術(emotional appeal)」です。

    •  「今月ちょっと厳しくて…おじさんならわかってくれると思って」と、自分の窮状を説明することで、相手の同情を引き出しやすくします。

  3. 暗黙の期待(Implicit Expectation)
    ノリスケは直接的に要求するのではなく、「自然な流れ」で相手に自発的な支援を期待させるような行動を取ります。この方法は、相手に恩を感じさせる「暗黙の期待」を巧みに利用しています。

    •   波平に「お茶でも飲んで落ち着きましょう!」と言いながら、間接的に金銭的支援を匂わせる態度を取る。

ノリスケ流!”戦術的交渉”

  1. ソフトネゴシエーション(Soft Negotiation)
    ノリスケは強引な態度ではなく、冗談や軽口を交えた「ソフトネゴシエーション」を用います。これにより、相手は「断りにくい雰囲気」に引き込まれます。

    • 「あの、ちょっとだけでいいんですけど…」と軽い調子で頼むことで、相手に「大したことではない」と思わせる。

  2. 互恵性の原理(Reciprocity Principle)
    ノリスケは、自分の頼みを通す前に小さな親切やお世辞を用いることがあります。これは、互恵性の原理(相手から受けたものにはお返しをしなければならないという心理)を利用した交渉術です。

    • : 波平の趣味や仕事を褒めた後で、「そういえば少し助けていただけると…」と切り出す。

  3. 小さな頼みから始める(Foot-in-the-Door Technique)
    まず小さなお願いをし、それが受け入れられると次により大きなお願いをする手法です。この方法を使うことで、相手は「すでに助けたのだから、次も応じるべきだ」と感じやすくなります。

    • : 「1000円だけ貸してもらえませんか?」と小さな額を頼み、後から「ついでにもう少し…」と追加の要求をする。

結論 ノリスケはただの悪ノリ野郎ではない

ノリスケは例にあげたような、様々な学術的裏付けのあるテクニックを駆使しています。周囲を丸め込み、巧みに場を支配しようとする戦略家なのです。夜な夜な、タイコさんやイクラちゃんが眠りについた後に、一人で静かに戦略を練っているのでしょうか。いつの日かノリハラ(ノリスケ・ハラスメント 英: Norisuke Harassment)という言葉が生まれるかもしれませんね。(もうある?)

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