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日本のコンテンツのはじまり【古事記】「ナルト」も「るろ剣」も「神7」もここから?

難しいかな…などと思いつつ、マンガで読んでみると案外面白い古事記。日本昔話とかマンガにいろいろな要素が取り入れられているので、意外となじみがある世界だ。
昔はこうした日本の起源たる神話が教育に使われていた。戦中にピークを迎え、戦後になると廃止されていったことは言うまでもない。
でも、自分たちのルーツって知りたくないですか?例えそれがフィクションだったとしても。これぞまさに、究極のファンタジー!
ざっと本に沿うかたちでまとめてみました。少し長いですが、備忘録もかねているのでご了承ください。

イザナギとイザナミ

「NARUTO-ナルト」好きなら聞いたことあるはずの"イザナギ""イザナミ"。彼らってどこから生まれたのか?彼らが一番偉い神様?なんて思う人もいるかもしれないけど、彼らを生んだ神様がいたんです。
なにもない世界に誕生したのが"アメノミナカヌシ"。その次に誕生したのが"五柱"の神様=別天神(ことあまつかみ)
この誕生を天地開闢(てんちかいびゃく)と言うらしい。まだ日本は誕生してないよ。

そのあとに生まれたのが"神代七代(かみよななよ)"。この「七」って数字は、やっぱりAKBとか乃木坂の"神7"の由来なんじゃない?そう思っちゃいます。おそらく根っこ探っていけば、最終はここにたどりつくのでは…。

その最後の七代が"イザナギ""イザナミ"。彼らが「日本」の国土を生んだ。国土の次は多くの神々。「国生み」の次は「神生み」。イザナミが火の神・ヒノヤギハヤオ=ヒノカグツチを出産中に陰部を大やけど!神生みを続けつつ、死んでしまう。カグツチ?!「るろうに剣心」の志々雄真実の技名にありますよね。

面白いのが、神様って何からでも生まれるところ。それが糞尿であっても。貧乏神とか、そういうのも神様もいるんだから当たり前なのかな。あれ、トイレの神様とかも?

そんなこんなでイザナミは結局死んじゃう。イザナギは、イザナミ大好きだったから黄泉の国に行って、彼女を連れ戻そうとする。でも、もう彼女はゾンビ状態。そんな姿だからさんざん「見るな」と言っていたのに、イザナギは我慢できず見ちゃって、怒ったイザナミは「見ーたーなー!」って彼を追う。命からがら黄泉の国と現実の世界の境にたどり着いたイザナギ、そこになっている桃を投げつけ追手から逃れたのである。

桃?そう、これをベースに作られたのが「桃太郎」らしい。桃から生まれた人間?が鬼をやっつけるなんて話も良く考えついたよね。

「NARUTO-ナルト」に出てくる技名"イザナミ""イザナギ""別天神"や、神様の「柱」という数え方は「鬼滅の刃」と重なるなど、やっぱり今でも多くのコンテンツの要素になっている。

アマテラス・ツクヨミ・スサノオ

こちらも「NARUTO-ナルト」で良く知られる技の名前ですね。
彼らがどうやって生まれたかって?イザナギが顔洗ったら生まれたのです。よく神様が生まれることだ…!
生まれた神様には、それぞれ役割があってアマテラスは「光を平等にふりそそぐ」、ツクヨミは「月の満ち欠け、静けさと安らぎを与える」、スサノオは「海原をおさめる」といったもの。
でもスサノオはおさめないどころか、アマテラスにちょっかいを出して洞窟の引きこもりにしてしまう。いろんな神様が頑張ってアマテラスを洞窟から引っ張りだしたけど、もうスサノオに居場所はない。高天原から追放されてしまう。
そんな彼が出雲の国で出会った事件。ヤマタノオロチ事件!毎年娘を食べる化け物をスサノオは退治し、三種の神器のひとつ「天叢雲剣」を手に入れる。
スサノオは、ヤマタノオロチを退治し、死んだ後まで国を思い続けた英雄であり、日本の底力の象徴として今も愛されているんだとか!

オオクニヌシ 国作りと国譲り

スサノオから数えて6代あと、オオクニヌシについてのお話。最初はオオナムヂという名前でした。それでも神様なんだけど。彼はスセリ姫という女神と恋に落ち、彼女の父親に会いに行ったらなんとそれがスサノオ!言わたとおり「オオクニヌシ」と名乗り、国づくりを始めるのです。
各地で農業技術や病気の直し方などを伝導、温泉なども作ったが、そのなかでカミムスビ(五柱)の子・スクナビコナと出会うことになる。スクナビコナは非常に小さく、一寸法師のモデルとされている。
次にやってきた神様は、オオモノヌシ。彼の言うとおりにすると、水は豊富に湧き、緑は生い茂り、稲は豊作!豊葦原の瑞穂の国と呼ばれた。実はこれを高天原から見ていたのがアマテラス。

天孫降臨

とんでもないアマテラスは、瑞穂の国を治めるのはわが子しかいないと!主張。オオクニヌシが作った国を手に入れようとする。すったもんだありましたが、結局譲ることになり、いよいよアマテラスの孫・ニニギが降臨
ちなみに天孫降臨の意味って分かりますか?「天照大神」の「孫・ニニギ」降臨しましたよってことなんだとか?
そのニニギのひ孫が、ワカミケヌ=初代天皇 神武天皇と古事記では書かれているそうだ。

まとめ

最初に日本の国土を作ったイザナギ・イザナミ。高天原から世界を豊かにしたアマテラス・ツクヨミ・スサノオ。高天原を追放され、地上に降り立ったスサノオ。そして日本を豊かな国にし始めたオオクニヌシ。そして、アマテラスの孫であり、地上に降臨したニニギ。それから神武天皇。
伝説などは省きザクっと紹介してみた。こういうストーリーだけでも知っていると、いろいろなコンテンツとリンクしたり、「なぜこういう歴史がうまれたのか?」ということを考えるヒントにもなる。今度は日本書紀を少し見てみたいなと思う。





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