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【徹底分析】教師の転職が難しいと言われるたった一つの理由
みなさん、こんにちは。
のりそらです。
今日は、少し趣向を変えた内容でお届けしたいと思います。
本日の内容:教師の転職が難しいと言われるたった一つの理由
教師の転職は難しいのか?
みなさんは、どのように思われますか?
結論を申し上げます。
”難しい”です。
これをご覧になっている方の中には、”教師を辞めたい”そんな風に考えている方もいるかもしれません。
そのような方は、先ほどの結論を聞いてガッカリしてしまったのではないでしょうか‥。
でも、”難しい”という結論に至っただけで、不可能と言っているわけではありません。
これから、”難しい”と結論づけた根拠を思い切り説明させていただきます。
結論、これが理由:辞めない!!
転職は難しい根拠のは1つです!!
結局”辞めない”ということです。
教師って辞めないんです。
どんなに辛くても、辞めないんです。
それをご自身で選択しているんです。
年々報道される、教員のブラックな労働環境。
仕事をやめたい
辛くて働きたくない
休むことができない
こんな声が聞こえてくるからには、辞める先生も多いと思われますよね。
ところが、総務省の調査にもとづくと公立学校教員の離職率はおよそ0.7%しかありません。
他の公務員と比べてもとても少ない数値となっています。
新卒の大卒者の民間企業の離職率は約30%と言われており、この数字と比較しても公立学校の教員の離職率は圧倒的に低いことが分かります。
0.7%という数字は、公立学校の教員数と総務省が公表している退職状況の調査から算出しています。
では、一体なぜ低いのでしょうか。
なぜ、教師を辞めないのでしょうか?
教師を辞めない理由
それは、公務員という安定した職を失いたくないと考える方が多いからだと思います。
明確な統計があるわけではありませんが、公立学校の教員の方には転職や退職を検討しても、最終的には現在の職に残る意思決定をされる方が多いです。
教員採用試験を突破して得た、仕事を失っていいのだろうかと考えることが多いようです。
地方公務員全体の離職率も非常に低いことから、これは公務員になる方の全体傾向といっていいでしょう。
また、公務員には全体的に離職者が少ないので、退職や転職といった発想になりづらいことも理由といえるでしょう。
つまり、現実的に考えられない、というのが答えでしょう。
離職率と対照的な数字
文部科学省は2021年4月9日、2019年度(令和元年度)公立学校教職員の人事行政状況調査の結果を公表した。
精神疾患による病気休職者は5,478人。
前年度(2018年度)から266人増加し、過去最多の人数となった。
引用:https://reseed.resemom.jp/article/2021/04/12/1396.html
精神疾患による病気休職者数は2009年度以降5,000人前後で推移しています。
2019年度は全教職員の0.59%にあたる5,478人でした。
思い出してみてください。
教員の離職率っていくつでしたっけ?
少しだけ上にスクロールです。
そう、離職率=0.7%でした。
精神疾患による病休者の割合=0.59%。
この現実をどうとらえますか?
割合としては、両者ほぼ一緒と考えることができますよね。
つまり、
”さまざまな大変な状況があって仕事が辛い。死にたくなるほど辛い。けど、せっかく教師になったのだから辞めることはできない。結果、病気になるまで無理して頑張ってしまい、さらに病気になってもまた仕事を続けている”
ということです。
この状況自体が異常ではありませんか?
自分がそうだったから、仕方なさは十分理解できますが、あえて客観的な立場をとらせてもらえば、異常です。
どのくらい異常かというと、
”教師を続けますか?それとも人間やめますか?”
この問いに、後者を選んでいるようなものです。
提案:辞める勇気も必要
”辞める勇気も必要”このことだけは、頭に留めておいてください。
私は、みなさんに教職を退くことをお勧めしているわけではありません。
むしろ、教職というのは素晴らしい職業であり、社会の根幹に関わる重要な仕事だと思っています。
だからこそ、健康的に生き生きと働いてもらいたいのです。
前述のように、”辞められない”からという理由で、あきらめながら仕事をしたり、病気になってまで仕事をしたりして欲しくないのです。
”選択肢がない”という状況は、、たいてい悪い結果を生みます。
しかし、選択肢は、あるのです。
仮に、教師を辞めたとしても、あなたの価値は変わらないし、あなた自身に価値があれば、転職だって全然可能だと思います。
だって、これも前述の通りかつては狭き門と言われた教員採用試験をパスした実力がありますよね。
そして、個性をもった多くの子どもたちと長期にわたって向き合ってきた実績がありますよね。
何より、先生方は本質的に真面目で、勤勉な方が多いです。
そんな人たちを求めている業界は、他にもあるはずです。
”転職できない”
そう思っているのは、あなた自身です。
まとめ
教師を取り巻く環境は、決して良いとは言えない状況にある現在です。
そんな時は、ついネガティブな空気に包まれるものです。
そんな時こそ、マインドチェンジが必要です。
教師という職業は、尊いということをあらためて認識する。
辞められないのではなく、自分で選んで辞めないのである。
仮に、辞めるという選択をしても、他に道はある。
どれも心に留めておいて欲しいです。
かく言う私は、立場を変える決断をしました。
0.7%側になることに決めました。
考え方ですが、0.7%と言うのは、実に希少です。
この希少さを可能性に変えて、自分で学校をつくるという選択をしました。
最後に一つだけ言わせてください。
人生は、きっと長いです。
これからは100年時代と言われます。
新たな人生プランが必要になってくることも頭に入れておいてください。
教師の未来はどうなるでしょうか?
明るいものであることを願っています☆
最後までご覧いただき、ありがとうございました。